なぜ、今アマチュア無線なのか?

現在、スキー場のほとんどのエリアで携帯電話が使えるようになっています。友人と連絡をとるには、これらがあれば十分ですが本当にこれが楽しいでしょうか?

スマートフォンを操作するために、寒い中手袋をとったり、電話しても相手がでなかったり。もっといつでも気軽に楽しくコミュニケーションを取るためには無線電波を利用するのが一番です。

また、万が一の時のために安全な通信網としても役立ちます。大きな理由は以下の3つです。

  • 遠方まで届く強い電波!
  • グループ全員で常に情報共有!
  • 全国の無線家ネットワークで安心!

スキー場や山岳地帯で活用することで、バックカントリースキーの安全確保やゲレンデでの一斉連絡、有事の際の緊急連絡用に使えます。

アマチュア無線の電波は、免許がいらない無線機と違って、より遠方まで届きます。隣の山のスキー場はもちろん、数十キロ離れたスキー場まで届かせることも可能です。違うエリアで滑っている人との情報交換や山頂と麓(ふもと)など、遠距離通信が可能です。

家族や友人らグループで行動する際にもアマチュア無線はとても便利です。無線通信なら1人が話すと同じ周波数にセットしている人全員に同時に声が届きます。ウェアの首元にマイクなどを付けておくことで滑走中のスキーヤー、スノーボーダーにも情報が届きます。

アマチュア無線がバックカントリースキーに有効な理由として、自分たちのグループ以外の人たちがいつも待機しているチャンネルがあるという事です。全国には43万人を超えるアマチュア無線家が様々な周波数を使って電波を出しています。ハンディ機などでよく使われる144MHzや430MHzといったチャンネルには「メインチャンネル」と呼ばれる普段から無線家が集まり待機している場所があります。

万が一、雪山などで友人とはぐれ、かつ山のすぐ裏側に回り込んでしまい、無線でも通信が出来なくなった場合でも、長距離に電波を飛ばすことができるアマチュア無線であればほかに聞いている人たちを見つけて助けを呼ぶことができます。

上の図で、AさんとBくんがバックカントリーを楽しんでいるときに、Bくんが道に迷ってしまったとしましょう。入り組んだ沢まで行ってしまい、Aさんと山の反対側になってしまい、無線が通じないという場合でも、Bさんは地元にいる無線家や高速道路を通過しているトラックの運転手や移動無線局らに助けを求めることで、その人たちから警察や捜索隊に連絡をとってもらえます。

また、図の登山者のように電波を受ける好条件の位置にいる人が居た場合、AさんとBさんの間に入って通信の伝達をすることも可能です。

これらアマチュア無線家はすでに全国各地におりますが、利用者が増えることによってより多くの人たちによる通信ネットワークが構築できます。このあたりがデジタル簡易無線や特小機などと違う、国家資格を持つアマチュア無線家のネットワークを活用した安全通信網がすでに出来上がっているということです。

国家資格を取得するには?

アマチュア無線は総務省が発行する国家資格です。やり方によっては日本だけでなく海外へも電波を出せるほど強い電波を出せるため、国家資格になっています。

その国家資格を取得するには

1、国家試験を受験して取得

2、養成課程講習会を2日間受講して取得

という2つの方法があります。

1、国家試験を受験

国家試験を受験するには公益財団法人日本無線協会が開催しているアマチュア無線技士の国家試験を受け、合格すると免許が与えられます。合格率は60%~70%程度です。市販されている書籍などで勉強して取得を目指すものです。

第三級・第四級アマチュア無線技士国家試験案内

2、養成課程講習会を受講(おすすめ!)

丸々2日間かかる講習会を受けて最終日に修了試験を受けて6割以上の点数を取ることで国家資格が与えられます。合格率は98%以上と、国家試験よりも簡単になっているため、こちらを受講することをおすすめします。合格後の免許申請手続きなどもJARDが代行して行ってくれるのもありがたいところです。

<全国で開催されている養成課程講習会の日程と申込>

国家試験に合格後は?

国家試験に合格後は、1か月程度で従事者免許が手元に届き、その後無線機を購入して、免許状を申請することで「運用開始」となります。以下がその流れです。

今年のJR東日本のSKI SKIはJR東日本発足30周年と私をスキーに連れてって公開から30年を記念して、映画のヒロインである原田知世演じる池上優がポスターに採用されています。

12月7日からテレビでオンエアされるJR SKI SKIのCM映像にもばっちり「私をスキーに連れてって」の映像が使われています。

あのスキーブームの時にスキーに熱中していた人達にはたまらない映像です。

[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=KZ_DvNyguu0[/embedyt]

今年はこの「私をスキーに連れてって」をテーマにスキーブームをもう一度呼び起こそうと様々なイベントが企画されています。

ドローンを飛ばすのにも必要?

FPVドローンという種類のドローンで、5GHz帯(5.7GHz~5.8GHz)の無線電波を使用しているものに関してはアマチュア無線の免許が必要になります。現在輸入業者により輸入されているドローンが映像を送信するために利用している周波数が5.8GHz帯のものが多いため、ドローンを飛行させるために第四級アマチュア無線技士の資格を取る人が増えています。

ドローンを屋外で飛行させるためにはこのほかに航空局への申請など様々な対応が必要です。YouTubeなどでみる飛行映像の中には無許可・無免許のモノが多く、今後航空局や総務省が本格的に捜査に乗り出すと多くの人が重い罰金などを課せられる場合もありますので注意しましょう。

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