クリスマスにはサンタクロースがプレゼントをもって世界中を駆け巡ります。北アメリカ航空宇宙防衛司令部、通称NORAD(North American Aerospace Defense Commandの略)は、毎年クリスマスイヴから北極点を出発するサンタクロースの追跡を行っています。1955年から行われており、もう60年も続けられている統合防衛組織による本格的な追跡は子供たちにも長くにわたり愛されているイベントの1つです。
24時間体制で人工衛星や核ミサイル、戦略爆撃機などを監視している司令部が最新鋭のレーダーなどを駆使してこの日ばかりはサンタクロースを追跡します。
近年ではインターネットの発達により、CGでサンタの位置を表示し、現在どのあたりをサンタクロースが移動し、何人の子供たちにプレゼントを配布しているかがトラックできるようになっています。
また、更にGoogle PlayやApp Storeなどから専用アプリをダウンロードして、いつでもサンタクロースの位置がわかるようになっています。
ノーラッドトラックス・サンタは1955年一本の間違い電話から始まりました。当時アメリカのスーパー「シアーズ」が子供たちがサンタクロースと話せるという電話番号を設置し、そのチラシをまいたところ、その電話番号が間違えてNORADの司令部のものになってしまっていました。何も知らずに電話を受けた司令部の大佐が「レーダーを見ると北極点を出発したサンタの痕跡を発見した」と子供たちにつたえたことから始まったといわれています。
1988年からは、イヴの夜に北極点を出発するサンタをレーダーや戦闘機、イージス艦などで追跡し、電子メールや電話でその位置情報や現在の状況などを伝え始めました。
クリスマスは親子でサンタクロースを見てはいかがですか?でも遅くまで起きている子供のところにはサンタはきませんよ!
NORAD TRACKS SANTA公式サイト
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