スキー場の特徴
「 飛騨かわいスキー場」は、岐阜県の飛騨高山エリアに位置する、知る人ぞ知る穴場のスキー場です。「岐阜県下”最小級”」をキャッチコピーに掲げる通り、その規模はコンパクトですが、大手スキーリゾートにはない魅力が凝縮されています。
最大の特徴は、なんといっても「天然雪100%」へのこだわり。豪雪地帯ならではの豊富な積雪量に恵まれ、人工降雪機を一切使用していません。そのため、ゲレンデは常に良質なパウダースノーで満たされています。軽い雪質は滑りやすく、転んでも痛くないため、スキーやスノーボードの初心者や、ひさしぶりに雪山に戻ってきた方にも最適です。
小規模ながらも、ゲレンデはファミリーから上級者まで幅広く楽しめるように設計されています。広々とした緩斜面は、お子様のスキーデビューや家族でのんびり滑るのにぴったりです。一方で、上級者を唸らせる非圧雪のオフピステコースや、林間を滑り抜けるダイナミックな「スワンプツリーコース」も用意されています。特に週末限定で解放されるパウダーエリアは、平日(火曜定休)に降り積もった「リアル底無し」のディープパウダーを求めて多くのフリークが集まります。
ゲレンデが比較的空いていることも大きな魅力です。リフト待ちはほとんどなく、自分のペースで思う存分滑走を楽しめます。飛騨高山市内から車で約40分というアクセスの良さもポイントで、トンネルの開通により以前よりも格段に近くなりました。駐車場(約200台)が無料であること、そして駐車場からゲレンデまですぐという利便性も、ファミリー層にとっては見逃せないメリットです。
センターハウス「キューピットハウス」の2階にあるレストラン(ゲレ食)も人気です。手作りのカツカレーや、大きなチャーシューが自慢の「かわいラーメン」など、スキー場の定番メニューを温かい雰囲気の中で味わうことができます。また、スキー場の隣にはおしゃれなカフェ「Hütte noasobi」もオープンしており、違った雰囲気での休憩も可能です。
冬だけでなく、グリーンシーズンにはキャンプ場「NOASOBIキャンプ場」として営業しており、一年を通して飛騨の豊かな自然を満喫できるフィールドとなっています。
派手な施設や最新鋭のゴンドラはありませんが、「本物の雪」と「滑る楽しさ」、そして温かいローカルな雰囲気を大切にする、まさに”kawaii”魅力にあふれたスキー場です。
ゲレンデガイド
飛騨かわいスキー場は、コンパクトながらも滑りごたえのあるコースが揃っています。天然雪100%の非圧雪バーンから、丁寧に整備されたフラットバーンまで、多彩な滑りが楽しめます。
- コース数: 5本
 - リフト数: 4基(うち1本はシングルリフト)
 - 標高: 830m 〜 1216m (標高差 386m)
 - 最大斜度: 35度
 - コース難易度: 初級 40% / 中級 30% / 上級 30%
 
主なコース・エリア
- 初・中級コース (665m): 第4リフトでアクセスするメインバーンの一つ。林道コースを抜けると、広々としたフラットな斜面が広がります。幅が広く見通しも良いため、初心者や中級者の練習、カービングターンの練習に最適です。
 - 第5ゲレンデ (1,050m): スキー場最上部から滑り降りるロングコース。滑りごたえがあり、山頂からの景色も楽しめます。(※第5リフトは土休日のみの限定運行となる場合があります)
 - スワンプツリーコース: 天然雪のスキー場ならではの、林の中を滑り抜けるツリーランコース。降雪後のパウダーライディングは格別です。
 - オフピステ(非圧雪)エリア: 上級者向けの非圧雪ゾーン。週末には溜まった新雪が解放され、ディープパウダーを存分に楽しめます。
 - スノーデビューゲレンデ(キッズパーク): センターハウス前に設けられた、お子様やスキーが初めての方のためのエリア。ソリ遊びや雪遊び、安全なスキー練習が可能です。
 
※リフト運行状況は、積雪や曜日によって変動する場合があります。特に第5リフト(上級コースアクセス)は運行日が限られることがあるため、事前に公式サイトでご確認ください。
アクセス
住所: 〒509-4312 岐阜県飛騨市河合町稲越2824
(2824 Inagoe, Kawai-cho, Hida-shi, Gifu-ken)
- 車でのアクセス:
- 東海北陸自動車道 飛騨清見ICから 飛騨卯の花街道・古川経由 約45分
 - 中部縦貫自動車道 高山ICから 国道41号経由 約40分
 
 - 電車でのアクセス:
- JR高山本線 飛騨古川駅から タクシーまたは車で約25分
 
 - 駐車場: 約200台(全日無料)
 
公式ウェブサイト
- 飛騨かわいスキー場
 

周辺施設
スキー場周辺には、冷えた体を癒す温泉や、飛騨の味覚を楽しめる宿泊施設・飲食店、歴史ある観光地が点在しています。
温泉施設
- 飛騨古川桃源郷温泉 ぬく森の湯すぱ~ふる: スキー場から車で約10分。露天風呂やサウナを備えた日帰り温泉施設です。
 
宿泊施設
- 旬菜の宿 ホテル季古里:(ときこり): 「すぱ~ふる」に併設されたホテル。温泉と飛騨の食材を使った料理が楽しめます。
 - やまびこ館 スキー場近くの公共の宿泊・研修施設。合宿などにも利用されます。
 - アスク山王(コテージ): 「やまびこ館」が管理するコテージタイプの宿泊施設。
 - 料理旅館 八ッ三館(やっさんかん): 飛騨古川の市街地にある老舗料亭旅館。風情ある町並みの中にあります。
 - 料理旅館 蕪水亭(ぶすいてい): こちらも飛騨古川市街地の老舗旅館。薬草料理などが有名です。
 - 飛騨ともえホテル: 飛騨古川駅前にあり、観光の拠点として便利なホテルです。
 - 飛騨まんが王国: スキー場からは少し離れますが、マンガ読み放題のユニークな宿泊施設(温泉併設)。
 
観光地
- 飛騨古川の町並み(瀬戸川と白壁土蔵街): スキー場から車で約25分。風情ある白壁土蔵と、鯉が泳ぐ瀬戸川は飛騨古川を代表する景観です。
 - 飛騨の匠文化館: 飛騨の匠の技術や道具を展示する資料館。釘を使わない木組み建築自体も見どころです。
 - 飛騨古川さくら物産館: 飛騨古川のお土産や特産品が揃います。
 
飲食店
- Hütte noasobi(ヒュッテ ノアソビ): スキー場のキューピッドハウス隣にあるカフェ。ランチやスイーツが楽しめます。
 - 味処 古川: 飛騨古川市街地にある食事処。五平餅や飛騨牛を使ったメニューが人気です。
 - 老田屋製麺所 飛騨古川店: 道の駅「アルプ飛騨古川」の近くにあるラーメン店。
 - 蕪水亭OHAKO(ぶすいてい おはこ): 蕪水亭がプロデュースするカフェ・甘味処。
 

