意外と知らない「ヘルメット」の重要性。安全とおしゃれを両立する最新モデル5選

スキー場を見渡したとき、あなたはヘルメットを着用していますか? 「自分は上級者で転ばないから大丈夫」 「ニット帽のほうがおしゃれだし、自由でいい」 「ヘルメットなんて、ガチな人か子供が着けるものでしょ?」

もし、そう思っているなら、その考えは「10年前の常識」かもしれません。

欧米のスキーリゾートでは、ヘルメット着用率は80%〜90%を超えるのが当たり前。着用していないと、リフト券を買えない(または子供はリフトに乗れない)スキー場すらあります。 なぜなら彼らは、ヘルメットが「自分のため」だけでなく「他人のため」でもあることを知っているからです。

「ダサい」「重い」「蒸れる」…そんなヘルメットのイメージは、技術の進歩で完全に過去のものとなりました。 この記事では、「なぜ今、ヘルメットが必須なのか」という重要性と、「これなら被りたい!」と思える、安全でおしゃれな最新モデルを厳選してご紹介します。

目次

なぜ今、ヘルメットが「必須」なのか?

理由は「自分が転ぶから」だけではありません。ゲレンデに潜む「3つの避けられないリスク」から、自分を守れるのはヘルメットだけです。

リスク①:自分では防げない「他人の衝突」

これが最も重要です。 あなたがどれだけ上級者で、完璧に斜面をコントロールしていても、ゲレンデには様々なレベルの人がいます。 「コントロールを失った初心者」や「逆エッジで吹っ飛んでくるスノーボーダー」「猛スピードで突っ込んでくる若者」。 こうした「もらい事故」は、どんな上級者でも避けることはできません。その時、ニット帽ではあなたの頭を守ることは不可能です。

リスク②:一瞬で起きる「致命的な転倒」

スキー・スノーボードは「非日常的なスピード」が出るスポーツです。

  • アイスバーンでの不意なエッジのひっかかり
  • スノーボードでの「逆エッジ」による後頭部の強打
  • ツリーランでの、立木や隠れた岩への衝突

こうした転倒は一瞬です。時速30km、40kmで硬い雪面や木に頭を打ち付ければ、それが何を意味するかは想像に難くありません。

リスク③:「寒い」「暑い」を解決する快適性

「ヘルメットは蒸れる」というのは、完全に過去の話です。 最新のヘルメットは、ニット帽より遥かに「快適」な機能が満載です。

  • 保温性: 冷たい風が直接頭皮に当たるのを防ぎ、暖かいイヤーパッドが耳を霜焼けから守ります。
  • 通気性(ベンチレーション): 多くのモデルに「開閉式の通気口」がついています。暑い日はこれを開ければ、滑走風で頭の蒸れがスッと抜けていきます。

「安全」で「暖かく」、しかも「蒸れない」。これが現代のヘルメットの常識です。

「ダサい」はもう古い!おしゃれなヘルメットの選び方

「重要性はわかったけど、やっぱり見た目が…」という方。最新モデルの進化に驚くはずです。

  1. フィット感(最重要!): 日本人は欧米人に比べ、頭の形が「幅広・円形」と言われます。欧米ブランドの通常モデルでは「横幅はキツイのに、前後はブカブカ」になりがちです。 必ず「アジアンフィット(AF)」または「ジャパンフィット」と記載されたモデルを選びましょう。

  2. 安全規格(MIPS / WaveCel):最近のトレンドは「MIPS(ミップス)」(または「WaveCel」)という安全技術です。これは、転倒時の「回転衝撃(脳が揺さぶられる力)」を吸収・軽減してくれる機能。黄色いMIPSのロゴが付いているモデルは、より高い安全性を備えている証です。

  3. ゴーグルとの相性: ヘルメットとゴーグルの間に「隙間(デコ)」ができると、非常にダサく見えます(通称:デコッパチ)。 一番良いのは「ヘルメットとゴーグルを同じブランドで揃える」こと。Smith、Oakley、Giroなどは、自社製品同士がピッタリ合うように設計されています。

安全とおしゃれを両立!最新おすすめヘルメット5選

Amazonで購入できる、安全性(MIPS搭載推奨)とデザイン性を両立した定番・人気モデルをご紹介します。

①【超定番・軽量】Smith Mission MIPS (スミス ミッション)

  • 特徴: 圧倒的な人気を誇るスミスのベストセラーモデル。「軽量」「優れたフィット感」「シンプルなデザイン」の三拍子が揃っています。MIPS搭載で安全性も抜群。ヘルメット選びで迷ったら、まずこれを試すべき「王道」です。

スミス ヘルメット アジアンフィット 24-25 SMITH MISSION MIPS MATTE BLACK ミッション ジャパンフィット スキー スノボ プロテクター 日本正規品_MtBlack_S

  • 保護: 軽量のインモールド構造により、外装シェルとEPSフォームが融合し、軽量で耐久性のある一体型の設計です。Zonal Koroydカバレッジで軽量、エネルギーを吸収、換気された衝撃保護。MIPS Protection Systemは、頭への角度のある衝撃によって引き起こされる回転力を軽減します。レギュレータ温度制御により、片手で簡単に通気を調整できます。MIPSシステムなしで提供されるカラーウェイを選択。認証: ASTM F 20。 40、CE EN 40、1077:2007 クラス B、CPSC、CE EN1092。

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②【バイザー一体型】GIRO Vue MIPS (ジロ ビュー)

  • 特徴: 「メガネ(眼鏡)ユーザー」の救世主。ゴーグル一体型のバイザー(シールド)が標準装備されています。眼鏡をかけたままでも快適に装着でき、ゴーグルとの相性を一切気にする必要がありません。見た目も未来的でスタイリッシュです。

GIRO〔ジロ スキーヘルメット〕<2022>VUE MIPS/ビュー ミップス Silver シールド搭載モデル【NEWモデル21-22】 MatteLightGrey Mサイズ55.5-59cm

  • GIRO〔ジロ スキーヘルメット〕<2022>VUE MIPS/ビュー ミップス Silver シールド搭載モデル【NEWモデル21-22】 MatteLightGrey Mサイズ55.5-59cm

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③【スケートスタイル】Oakley MOD1 MIPS (オークリー モッドワン)

  • 特徴: 世界的なアイウェアブランド、オークリーが手掛けるヘルメット。スケートボードのヘルメットのような丸みを帯びたクラシックなデザインが特徴で、スノーボーダーやフリースタイルのスキーヤーに人気です。MIPS搭載モデルを選べば安全性も万全。

④【日本人向けフィット】GIRO Neo MIPS (ジロ ネオ)

  • 特徴: 「GIRO(ジロ)」はアジアンフィットの研究に熱心なブランドです。Neo(ネオ)は、日本人の頭の形に合わせて設計されたアジアンフィットモデルの代表格。「海外ブランドは頭が痛くなる」という人に、ぜひ試してほしいモデルです。

GIRO(ジロ) スキー スノーボード ヘルメット ネオ ミップス アジアンフィット Matte Black L 7108408

  • 仕様1:スタックベンチレーション
  • 仕様2:取り外し可能イヤーパッド
  • 仕様3:CEEN1077安全基準

List Price : 24200

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⑤【デザイン&新技術】[ANON] ユニセックス メルク ウェーブセル MERAK WAVECEL

  • 特徴: スノーボード界の巨人「Burton(バートン)」が展開するAnon(アノン)。MIPSとは異なるアプローチの「WaveCel(ウェーブセル)」という衝撃吸収テクノロジーを搭載。洗練されたデザインと高い安全性で、おしゃれなボーダーから絶大な支持を得ています。

[ANON] ユニセックス メルク ウェーブセル MERAK WAVECEL BLACK ブラック L スノーボード ヘルメット

  • WaveCel(R) スキー&スノーボード ヘルメット. Merak WaveCelは、19個のベント、優れた衝撃吸収システムを搭載し、極上のフィット感と快適性を実現した耐久性の高いハイブリッド成型構造です。

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まとめ

ヘルメットは、自動車のシートベルトやエアバッグと同じ「安全装置」です。 「自分は大丈夫」という過信が、自分だけでなく、衝突した相手や、心配してくれる家族まで不幸にする可能性があります。

幸い、今のヘルメットは「安全・快適・おしゃれ」が当たり前。 あなたの命と、大切な家族との楽しいスキーライフを守るため、今シーズンから「最高の相棒」となるヘルメットを導入してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

世界中のスキー場情報を発信しています。
世界中のスキーリゾートを回り、最高の雪質を求めています。
個人的にはウィスラーが大好き!でも、日本の雪も世界に誇れる最高の雪!

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