高峰マウンテンパーク(アサマ2000パーク)ガイド

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スキー場の特徴

「高峰マウンテンパーク」は、長野県小諸市、上信越高原国立公園内の高峰高原(たかみねこうげん)に位置するスキーリゾートです。その最大の魅力は、スキー場のベースエリアがすでに標高1,900m、ゲレンデトップは2,050mという「標高の高さ」にあります。この標高がもたらす恩恵は計り知れず、大きく分けて「雪質の良さ」「シーズンの長さ」「圧倒的な景観」の3点が挙げられます。

第一に、国内トップクラスの雪質です。標高が高く空気が乾燥しているため、雪は非常に軽く、サラサラのパウダースノーが楽しめます。その雪質は「アスピリンスノー」とも称され、スキーやスノーボードの板が走りやすく、転んでも痛くないと評判です。この極上のパウダースノーを求めて、多くのスキーヤーやスノーボーダーが訪れます。

第二に、11月下旬からゴールデンウィーク(5月上旬)までという非常に長い滑走シーズンです。標高の高さと豊富な人工降雪機の稼働により、本州でもトップクラスの早さでオープンし、春スキーシーズンも長く楽しむことができます。シーズンインの足慣らしから、春のザラメ雪まで、一年を通して多様な雪質を体験できるのも魅力です。

第三に、息をのむような絶景です。ゲレンデからは、目の前にそびえる浅間山の雄大な姿はもちろんのこと、天候に恵まれれば富士山、八ヶ岳連峰、北アルプス、中央アルプス、南アルプスといった日本を代表する山々を一望できます。特に山頂からの360度のパノラマビューは圧巻で、滑走の合間に思わず足を止めて見入ってしまうほどの美しさです。また、標高の高さから「雲海」が発生することも多く、眼下に広がる雲の海を見下かしながら滑るという幻想的な体験ができることもあります。

都心からのアクセスも比較的良好で、上信越自動車道・小諸ICから車で約30分、北陸新幹線・佐久平駅からJRバスで約60分と、日帰りでも十分に楽しむことが可能です。ただし、標高が高いため、冬用タイヤやチェーンの携行は必須です。


ゲレンデガイド

標高2,000m級の別世界で、極上のアスピリンスノーを堪能。コンパクトながらも、絶景と滑りごたえを両立したコースレイアウトが特徴です。

  • リフト数: 4基(ペアリフト)
  • コース数: 8コース
  • 難易度構成: 初級 30% / 中級 40% / 上級 30%
  • 最長滑走距離::1,800 m
  • 最大斜度: 27 度(KASMOSIKAコース)
  • 標高差::170 m (トップ 2,050m / ボトム 1,880m)

主なコース

  • ANTELOPE (アンテロープ) [初級]
    ベースエリアに広がる幅広の緩斜面。スキー・スノーボードデビューやファミリーに最適です。
  • PANORAMA (パノラマ) [中級]
    ゲレンデトップから滑り降りるメインコースの一つ。名前の通り、浅間山やアルプスを望む絶景を楽しみながら、快適なクルージングが可能です。
  • STAGE 1・2・3 (ステージ) [中級]
    中級者のステップアップに最適なコース群。適度な斜度が続き、カービングターンの練習にもぴったりです。
  • KASMOSIKA (カモシカ) [上級]
    ゲレンデ最上部から滑り込む、最大斜度27度の急斜面。圧雪されたバーンは上級者の腕試しに最適です。

スノーパーク

「PARK 2000」と呼ばれるスノーパークが設置されます。シーズンや積雪状況によりアイテムは変動しますが、キッカー(ジャンプ台)やジブ(レール、ボックス)などが配置され、フリースタイルの練習も可能です。

キッズ・ファミリー

センターハウス前に「キッズパーク」が設置されており、ソリ遊びや雪遊びを安全に楽しむことができます。また、SAJ公認のスキースクールでは、キッズレッスンも充実しています。


アクセス

〒384-0041 長野県小諸市高峰高原

(Nagano-ken, Komoro-shi, Takamine Kogen 384-0041, Japan)

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