赤倉観光リゾートスキー場ガイド

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スキー場の特徴

「赤倉観光リゾートスキー場」、通称「アカカン」は、新潟県・妙高高原に位置し、日本のスキーリゾートの歴史そのものとも言える、格式と先進性を兼ね備えたスノーリゾートです。その最大の特徴は、ゲレンデ中腹に赤い屋根が映える、ランドマーク「赤倉観光ホテル」の存在にあります。昭和12年(1937年)に、日本初の国際スキーリゾートホテルとして誕生したこのホテルは、ゲレンデと一体となり、他のスキー場にはないクラシカルで優雅な雰囲気を醸し出しています。

アカカンは、歴史あるリゾートでありながら、その滑走環境は常に一級品です。ゲレンデトップは標高1,500mに達し、日本有数の豪雪地帯である妙高エリアならではの豊富な積雪量と、標高の高さがもたらす極上のパウダースノーを誇ります。この雪質を求め、国内だけでなく海外からも多くのスキーヤー・スノーボーダーが訪れます。

ゲレンデは、標高差760m、最長滑走距離4.5kmという壮大なスケールを誇ります。そのコースレイアウトは、全体の約8割が初級・中級者向けという、非常に滑りやすく快適な設計が特徴です。特に、完璧に圧雪(グルーミング)された幅広の中斜面バーンが充実しており、中級者がカービングターンを練習するのに最適です。晴れた日には、山頂から野尻湖、さらには遠く日本海までをも一望できる、息をのむような大パノラマが広がります。

もちろん、上級者を満足させるコースも完備。最大斜度32度を誇る名物非圧雪バーン「チャンピオンAコース」や、パウダーが楽しめる「ホテルAコース」など、テクニックと度胸が試されるハードな斜面も揃っています。また、メインとビギナーの2種類のスノーパークも整備されており、フリースタイラーのニーズにも応えています。

上信越自動車道「妙高高原IC」からわずか約8分というアクセスの良さ、ゲレンデ直結のホテルでの上質な滞在、そして歴史と絶景、極上の雪質が織りなす滑走体験。そのすべてが、アカカンを特別なスノーリゾートにしています。

ゲレンデガイド

標高1,500mから広がる全10コース。妙高高原のパウダースノーと、野尻湖を望む絶景ロングランが魅力です。

  • リフト数: 6基(ゴンドラ 1基 / 高速リフト(クワッド・トリプル) 4基 / ペアリフト 1基)
  • コース数: 10コース
  • 最長滑走距離: 4,500m
  • 最大斜度: 32度(チャンピオンAコース)
  • 標高差: 760m (トップ 1,500m / ボトム 740m)
  • コースレベル: 初級 40% / 中級 30% / 上級 30%

主なコース紹介

  • ホテルビギナーコース(初級)
    • ゲレンデ下部、駐車場沿いに広がる、練習に最適な緩斜面。ファミリーにも安心です。
  • ホテルBコース(中級)
    • リゾートで最も人気のあるコースの一つ。ホテルに向かって滑り込む、ほどよい斜度と斜面変化が楽しめる、快適な中斜面バーンです。
  • 女子国体コース(中級)
    • 全長1,700mのロングコース。広く圧雪されたバーンは、高速カービングを楽しむのに最適です。
  • ホテルAコース(上級)
    • ゲレンデ最上部に位置する非圧雪のパウダーコース。降雪があった朝には、多くのパウダーファンがここを目指します。
  • チャンピオンBコース(上級)
    • 公認大会も開催される本格的なロングコース。野尻湖や日本海を望む絶景も魅力です。
  • チャンピオンAコース(上級)
    • 最大斜度32度を誇る、アカカン名物の非圧雪バーン。降雪後はパウダー、それ以外は手強いコブ斜面となる、エキスパート向けのコースです。

アクセス

〒949-2102 新潟県妙高市田切216

(216 Tagiri, Myoko-shi, Niigata 949-2102, Japan)

公式ウェブサイト

  • 赤倉観光リゾートスキー場

周辺施設

スキー場が位置する「赤倉温泉」は、妙高高原温泉郷の中核をなす温泉地です。

温泉施設

宿泊施設

観光地

  • いもり池
    • 妙高山を水面に映す美しい池。冬は雪景色が広がります。
  • 苗名滝(なえなたき)
    • 「日本の滝百選」にも選ばれた、落差55mの迫力ある滝。(※冬季は遊歩道の状況要確認)

飲食店

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この記事を書いた人

世界中のスキー場情報を発信しています。
世界中のスキーリゾートを回り、最高の雪質を求めています。
個人的にはウィスラーが大好き!でも、日本の雪も世界に誇れる最高の雪!

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