スキー場の特徴
上野々(うえのの)スキー場は、宮城県大崎市鳴子温泉の温泉街を見下ろす高台に位置する、歴史あるアットホームなスキー場です。大正時代からの歴史を持ち、地元の人々に愛され続けてきたこのゲレンデは、観光客にとっても「温泉旅行のついでに気軽に雪遊びができる場所」として貴重な存在です。
【温泉街を見下ろす絶景とアクセスの良さ】 最大の特徴は、そのロケーションです。ゲレンデトップからは、湯けむりが立ち上る鳴子温泉街や、陸羽東線を走る列車を一望でき、情緒あふれる風景の中で滑走を楽しめます。JR鳴子温泉駅から車でわずか5分(徒歩でも20分程度ですが上り坂のためタクシー推奨)という近さは、雪道の運転に不慣れな方や、新幹線・電車を利用する旅行者にとって大きなメリットです。
【ファミリー・デビューに特化した安心設計】 ゲレンデは非常にコンパクトで、全体的に斜度が緩やかです。特にメインバーンは幅が広く、すり鉢状の地形ではないため、他の滑走者と衝突するリスクが低く、小さなお子様のスキーデビューや、久しぶりに滑る方の「足慣らし」に最適です。「急な坂が怖い」という初心者でも、恐怖心を感じることなく練習に打ち込めます。また、そり遊び専用のスペースも確保されており、リフトに乗れない小さなお子様でも安心して雪遊びを楽しめます。
【アフタースキーは極上の温泉へ】 スキー場のすぐ足元が鳴子温泉郷であるため、滑り終わった後はすぐに冷えた体を名湯で温めることができます。共同浴場や日帰り入浴可能な旅館が多数あり、硫黄の香り漂う本格的な温泉巡りとセットで楽しむのが、上野々スキー場ならではの黄金ルートです。
ゲレンデガイド
複雑なコース分岐などはなく、迷子の心配がないシンプルなレイアウトです。
- リフト数: 2基
- コース数: 2コース
- 最長滑走距離: 240m
- 最大斜度: 27度
- 標高差: 100m (トップ 300m / ボトム 200m)
主なコース紹介
- メインゲレンデ(初・中級)
- 平均斜度が緩く、圧雪が行き届いています。コース幅が広いため、大きなターンを描いてゆったりと滑ることができます。基礎練習や検定前のフォーム確認にも最適です。
- 林間コース(初級)
- 木々の間を抜けるような穏やかな迂回ルート(積雪状況によりオープンの可否あり)。
- キッズパーク
- 安全にそり遊びや雪だるま作りを楽しめます。レストハウスの目の前にあるため、休憩もしやすく便利です。
アクセス
住所 : 〒989-6826 宮城県大崎市鳴子温泉古戸前132-159
(132-159 Furutomai, Naruko-onsen, Osaki-shi, Miyagi-ken, 989-6826, Japan)
- 車: 東北自動車道「古川IC」より国道47号線を鳴子方面へ約40分。
- 電車: JR陸羽東線「鳴子温泉駅」下車。駅からはタクシーで約5分(約1,000円程度)。
- 駐車場: 無料駐車場あり(レストハウス周辺)。
公式ウェブサイト
- 上野々スキー場
周辺施設
温泉施設
- 鳴子・早稲田桟敷湯(わせださじきゆ)
- 早稲田大学の学生が掘削した歴史を持つ公衆浴場。モダンな建物と硫黄泉が特徴。
- 滝の湯大崎市観光情報
- 鳴子温泉のシンボル的な共同浴場。酸性含硫黄泉の名湯を、総ヒバ造りの浴槽で楽しめます。
宿泊施設
- 鳴子ホテル
- スキー場から車ですぐ。変化するお湯の色が特徴の大型旅館。
観光地
- 日本こけし館
- 鳴子温泉郷は、伝統工芸である鳴子こけしの産地として知られています。日本こけし館では、こけしの歴史を学んだり、展示されたこけしを鑑賞したりできます。
- 潟沼
- 鳴子温泉郷の北西にある湖で、天候によって色が変わる神秘的な湖面が特徴です。周辺には遊歩道が整備されており、散策を楽しむことができます。
飲食店
- 生蕎麦 登良家(とらや)
- 国産の蕎麦(山形産・北海道産をブレンド)を、石臼で挽いた蕎麦粉を使用して、毎朝打つ自家製蕎麦です。


