あの名作をオマージュ「Take me to the Snowland」

Take me to the snowland スノーサーチ SNOWSEARCH
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Take me to the Snowlandという楽曲について

この作品は、80年代後半のバブル期、金曜の夜に都会を脱出し、関越自動車道を飛ばして雪山へ向かう若者たちの高揚感を描いたとある名作映画をオマージュした楽曲です。

特筆すべきは「アマチュア無線」の描写です。携帯電話が普及していない時代、仲間との連絡手段は「空中のワイヤー(アンテナ)」と無線機でした。歌詞中の「志賀から万座へ」というルートや、雪道を爆走する「白いGTの猛獣(劇中の車両)」、そして「Sブランド(劇中のブランド名を暗示)」を運ぶミッションは、まさに映画のクライマックスシーンそのものです。

吹雪で迷った仲間を無線越しに「尾根を左だ!」と誘導する緊迫感、ロッジでのビールの味、そしてゲレンデでの恋の予感。サビでは、パウダースノーを巻き上げて滑る爽快感と、「冬の魔法」に身を委ねる若者たちのエネルギーが爆発しています。

ラストの「Happy Valentine」という言葉が示す通り、劇中の最後にもチョコレートを渡すシーンがありました。この曲は単なるスキーソングではなく、あの時代のきらびやかな雪景色、仲間との絆、そして雪山で生まれるロマンスを、疾走感あふれるビートに乗せて蘇らせる「クリスタルな時代」の賛歌と言えるでしょう。

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この記事を書いた人

snowmasterのアバター snowmaster スノーサーチ編集長

スキー歴45年、物心ついたころからスキーを始め、基礎スキー・競技スキーなどを経て、日本国内の素晴らしいスキー場をより多くの人たちに楽しんでもらえるように、1999年よりスノーサーチ(SNOWSEARCH)サイトを運営し今に至る。スノーレジャーを楽しみながら、スキー・スノーボードの普及啓蒙活動に力を入れている、スノーサーチの編集長です。

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