スキー場の特徴
イタリア北部、スイス国境に近いロンバルディア州ヴァルテッリーナ渓谷に位置するボルミオ(Bormio)は、単なるスキーリゾートにとどまらない、深い歴史とスポーツの情熱が交錯する特別な場所です。
伝説のコースと圧倒的な標高差 ボルミオ最大の特徴は、ヨーロッパでも屈指の「標高差」にあります。最高地点であるチーマ・ビアンカ(3,012m)から麓の町(1,225m)まで、リフトを乗り継ぐことなく一気に1,800mもの標高差を滑り降りることが可能です。このロングクルージングは、太ももが悲鳴を上げると同時に、他では味わえない征服感と爽快感をスキーヤーに与えてくれます。

また、ボルミオはアルペンスキー・ワールドカップの開催地としても世界的に有名です。特に男子ダウンヒルの舞台となる「ステルヴィオ(Stelvio)」コースは、世界で最も難易度が高く、かつ美しいコースの一つとして知られています。2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピックでは、山岳スキーとアルペンスキー(男子)の会場となることが決定しており、そのクオリティは世界最高峰です。
歴史ある温泉街としての顔 「スキーの後の至福」という点において、ボルミオの右に出るものはいないでしょう。ここは古代ローマ時代から知られる温泉地でもあります。中世の面影を色濃く残す石畳の街並みには、歴史ある教会や塔が立ち並び、アフタースキーの散策も魅力的です。特に有名なのが「バーニ・ヴェッキ(旧温泉)」と「バーニ・ヌオーヴィ(新温泉)」。雪景色を望む露天風呂で、ローマ人も愛した湯に浸かりながら疲れを癒やす時間は、まさに極上のバカンスです。
食と文化の融合 イタリアらしい美食も忘れてはなりません。この地方特産のそば粉を使ったパスタ「ピッツォッケリ(Pizzoccheri)」や、チーズと赤ワイン「ヴァルテッリーナ」のマリアージュは、冷えた体にエネルギーを吹き込んでくれます。
ボルミオは、ハードな滑りを求めるアスリート志向のスキーヤーから、優雅な滞在を楽しみたいバカンス客まで、すべての人を魅了する「イタリア・アルプスの宝石」なのです。
ゲレンデガイド
ボルミオのゲレンデは、標高が高いため雪質が良く、シーズンを通して安定したコンディションが楽しめます。特にトップからボトムまでのロングランは必見です。
- コース総延長: 約 50km
- 標高: 1,225m ~ 3,012m(標高差 1,787m)
- リフト総数: 15基(ケーブルカー1基、ゴンドラ2基、チェアリフト・ドラッグリフト等含む)
- コース構成:
- 初級: 35%(山頂付近や中腹に緩やかなエリアあり)
- 中級: 45%(赤コースが主体。滑りごたえのあるロングコースが多い)
- 上級: 20%(W杯コースを含む、急斜面やテクニカルなバーン)
- 最長滑走距離: 約 10km(チーマ・ビアンカからボルミオの街までノンストップで滑走可能)
- ハイライト:
- Pista Stelvio (ステルヴィオ・コース): 最大斜度60%を超えるセクションもある、ワールドカップの聖地。上級者はぜひ挑戦を。
- San Ambrogio: 中級者でも楽しめる、眺望抜群のロングコース。

3,アクセス
ミラノ方面から車またはバスでのアクセスが一般的です。最寄りの鉄道駅からはバスを利用します。
住所: 〒23032 イタリア ソンドリオ県 ボルミオ (Bormio, Province of Sondrio, Italy)
4,周辺施設
スキー場の周辺には、世界的に有名なスパ(温泉)施設や、地元の美食を楽しめるスポットが充実しています。
- QC Terme Bagni Vecchi (QCテルメ バーニ・ヴェッキ)
- ローマ時代の洞窟風呂や、谷を見下ろすパノラマ露天風呂が有名な歴史ある温泉施設&ホテル。
- QC Terme Bagni Nuovi (QCテルメ バーニ・ヌオーヴィ)
- 広大な庭園に点在する露天風呂が魅力。優雅でモダンなリラクゼーション体験が可能。
- Ristorante Kuerc
- ボルミオの中心広場にあるレストラン。郷土料理「ピッツォッケリ」や「シャット(チーズフライ)」が絶品。
- Bormio Terme (ボルミオ・テルメ)
- 街の中心にあり、ファミリーでも利用しやすい温泉・プール施設。
- Stelvio National Park (ステルヴィオ国立公園)
- スキー場自体がこの国立公園内に位置しており、雄大な自然景観を楽しめます。
5,公式ウェブサイト
最新の積雪情報、リフト運行状況、リフト券の購入はこちらからご確認ください。
- Bormio Ski Official: https://www.bormioski.eu/

