美深スキー場ガイド

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スキー場の特徴

北海道の北部、天塩川が流れる自然豊かな町、美深町にある「美深スキー場」は、地域住民に深く愛されるアットホームな町営スキー場です。札幌から車で約3時間、旭川からは約1時間半という立地にありながら、道北ならではの極上の雪質と、心和むローカルな雰囲気を満喫できる穴場的存在です。

ゲレンデはシングルリフト1基のみと非常にコンパクトですが、そのシンプルさが最大の魅力。ワイドに広がる一枚バーンは、どこを滑っても麓にたどり着ける安心感があり、お子様のスキーデビューや初心者の練習に最適です。もちろん、丁寧に圧雪された中斜面は、カービングターンを存分に楽しみたい中級者にも滑りごたえ十分。何より特筆すべきはそのコストパフォーマンスの高さ。町営ならではの驚くほどリーズナブルなリフト料金は、「とにかくたくさん滑りたい」というスキーヤー・スノーボーダーにとって、これ以上ない魅力と言えるでしょう。

このスキー場のもう一つの大きな特徴は、フリースタイルスキー・エアリアルのFIS(国際スキー・スノーボード連盟)公認コースが併設されている点です。国内でも数少ない本格的なジャンプ台がすぐ隣にあり、タイミングが合えば、世界レベルの選手たちが繰り出すダイナミックな空中演技を間近で見学できるかもしれません。普段滑っているゲレンデのすぐ横で繰り広げられる異次元のジャンプは、一見の価値ありです。

また、ゲレンデトップからは美深の市街地を一望でき、ナイター営業時にはその夜景がロマンチックな雰囲気を演出します。混雑とは無縁の静かな環境で、キラキラと輝く街の灯りを見下ろしながら滑るナイターは格別です。

派手な設備やレストランはありませんが、純粋に「滑ること」を楽しむための最高の環境がここにはあります。良質な雪、美しい景色、そして温かい雰囲気。アフタースキーには車で数分の「びふか温泉」で冷えた体を癒すのが定番コース。北海道の冬の魅力を凝縮したような、心温まるスキー場です。

ゲレンデガイド

シングルリフト1基でアクセスする、シンプルで分かりやすいゲレンデ構成です。

  • リフト数: 1基(シングルリフト)
  • 総コース数: 約3コース(上級・中級・初級エリア)
  • コース構成:
    • 初級エリア: 30%
    • 中級コース: 40%
    • 上級コース: 30%
コース名/エリアレベルタイプ最大斜度滑走距離特徴
上級者コース上級圧雪約25°約300mゲレンデ最上部から見て左側に位置する、スキー場内で最も斜度のあるコース。幅が広く、大回りのカービングが楽しめる。
中級者コース中級圧雪約18°約350mリフト沿いを中心に広がるメインバーン。練習に最適な、気持ちの良い中斜面が続く。ハーフパイプ状の地形もある。
初級者エリア初級圧雪約7°約80mゲレンデ下部に設けられた緩やかな斜面。ネットで仕切られており、お子様や初心者が安心して練習できる。
エアリアルコース(滑走不可) FIS公認のジャンプ台。一般の滑走はできませんが、練習風景は見学可能です。

アクセス

住所: 〒098-2214 北海道中川郡美深町字敷島347-4

(347-4 Shikishima, Bifuka-cho, Nakagawa-gun, Hokkaido)

  • 車でのアクセス:
    • 道央自動車道 士別剣淵ICから国道40号経由で約50分
    • 旭川市内から国道40号線経由で約1時間30分
  • 公共交通機関でのアクセス:
    • JR宗谷本線 美深駅から徒歩約15分

公式ウェブサイト

  • 美深スキー場 公式ページ
あわせて読みたい

周辺施設

温泉・宿泊施設

  • びふか温泉
    • スキー場から車で約5分。宿泊も可能な天然温泉施設。泉質はなめらかで湯冷めしにくいと評判。チョウザメ料理も名物。
  • ファームイン・トント
    • 羊とのふれあいや各種体験ができる宿泊施設。美深町の仁宇布地区にあります。
  • しらかば荘
    • JR美深駅前にあり、アクセスに便利な旅館。

観光地

  • 森林公園びふかアイランド
    • びふか温泉に隣接する広大な公園。チョウザメ館やキャンプ場などがあり、四季を通じて楽しめます。
  • トロッコ王国美深
    • 廃線となった旧国鉄・美幸線のレールを利用して、エンジン付きトロッコを自分で運転できる人気スポット。(※冬季は休業)

飲食店

  • Restaurant BSB.
    • びふか温泉内にあるレストラン。美深牛やチョウザメ料理、ラーメンなどメニューが豊富。
  • 肉BAR南(にくバル みなみ)
    • 美深町の牧場「ミナミランチ」直営のステーキハウス。

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この記事を書いた人

世界中のスキー場情報を発信しています。
世界中のスキーリゾートを回り、最高の雪質を求めています。
個人的にはウィスラーが大好き!でも、日本の雪も世界に誇れる最高の雪!

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