スキー場の特徴
鳥取県と岡山県の県境、中国地方を代表する名峰・大山の南麓に位置する「大山鏡ヶ成(かがみがなる)スキー場」は、標高920mの高原に広がる、静かで美しい自然に囲まれたスキーリゾートです。最大の特徴は、西日本では非常に珍しい、人工降雪機を一切使用しない全面天然雪のゲレンデであること。大山エリアの中でも特に積雪量に恵まれた地域であり、豊富なパウダースノーを心ゆくまで満喫できます。
ゲレンデの構成は、スキーやスノーボードが初めての方や、小さなお子様連れのファミリーに最適な設計となっています。上級者向けの急斜面はなく、コース全体の約60%が初級者向け、40%が中級者向けという、非常に緩やかで安心感のあるレイアウトです。広々としたワイドなバーンは、周りを気にせず自分のペースで練習したい初心者にぴったり。リフト待ちはほとんどなく、コンパクトながらも効率的に滑走を楽しめる穴場的な存在です。
また、スキーやスノーボードだけでなく、多彩なスノーアクティビティが楽しめるのも魅力の一つ。ゲレンデ脇のブナの原生林を縫うように進むクロスカントリースキーコースや、ふかふかの雪の上を歩くスノーシューなど、滑るだけではない冬山の楽しみ方が提供されています。スノーボーダー向けには、キッカー(ジャンプ台)やレールといったスノーパークアイテムも設置されており、初級者でも気軽にチャレンジできます。
スキー場の目の前には宿泊施設「休暇村奥大山」があり、ゲレンデまで徒歩約2分という抜群のアクセスを誇ります。移動のストレスなく、すぐに滑り始められる手軽さはファミリーにとって大きな利点です。レンタル用品も充実しているため、手ぶらで訪れても安心。穏やかな時間が流れる大自然の中で、良質な雪と戯れる贅沢な一日を過ごせる、それが大山鏡ヶ成スキー場です。
ゲレンデガイド
コンパクトながらも、初心者から中級者までが満足できるコースが揃っています。混雑が少ないため、プライベート感覚で広々とゲレンデを使用できます。
基本情報 | |
リフト数 | ペアリフト 1基 |
総コース数 | 3コース |
ゲレンデレベル | 初級 60% / 中級 40% |
スキー/ボード比率 | 50% / 50% (全面滑走可) |
標高 | トップ: 1042m / ベース: 920m (標高差 122m) |
最長滑走距離 | 約400m |
最大斜度 | 23度 |
コース紹介
- 初級ゲレンデ(初中級者向け)
- 最大斜度: 20度 / 平均斜度: 18度
- ゲレンデのメインとなる広々とした緩斜面。スキーデビューや久しぶりの方でも安心して滑れます。コース途中にはスノーボード用のキッカーも設置されています。
- 中級ゲレンデ
- 最大斜度: 23度
- リフトを挟んで初級ゲレンデの反対側に位置する、少しだけ斜度が増すコース。幅が非常に広いため、斜度のわりに滑りやすく、初級者からのステップアップに最適です。降雪時には非圧雪エリアとなり、パウダースノーを楽しめます。
- 林間初心者コース
- 最大斜度: 15度 / 平均斜度: 10度
- 初級ゲレンデを大きく迂回するように設定された、最も斜度が緩やかなコース。ブナの原生林に囲まれた美しいロケーションで、のんびりと滑りたい方に最適です。
アクセス
住所 〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1
(709-1 Kagaminaru, Mikuruna, Kofu-cho, Hino-gun, Tottori 689-4424, Japan)
- 車でのアクセス:
- 米子自動車道「蒜山IC」から国道482号、県道45号を経由して約20分
- 米子自動車道「江府IC」から約30分
- 公共交通機関でのアクセス:
- JR伯備線「江尾駅」からタクシーで約30分
公式ウェブサイト
- 休暇村奥大山 鏡ヶ成スキー場
周辺施設
スキー場の目の前にある「休暇村奥大山」が拠点となり、宿泊から食事、入浴まで完結できます。
- 温泉・入浴施設
- 休暇村奥大山 天然水浴場「満点の星見の湯」: スキー場に隣接。温泉ではありませんが、ブナの森が育んだ地下250mの超軟水の天然水を使用したお風呂で、肌に優しいと評判です。日帰り入浴も可能です。
- 宿泊施設
- 休暇村奥大山: スキー場直結のオフィシャルホテル。スキーレンタルやレストランも完備しており、非常に便利です。
- 飲食店
- レストラン「白樺」 (休暇村奥大山内): 地元の食材を活かした料理を楽しめるレストラン。ランチ営業も行っています。
- 観光地
- サントリー天然水 奥大山ブナの森工場: 天然水の製造工程を見学できます(要予約)。スキー場から車で約10分。
- 鍵掛峠: 大山の南壁を一望できる絶景スポット。冬期は通行止めの場合があるため要確認。スキー場から車で約10分。