いよいよスノーシーズン到来!スキー場の計画を立てる際、リフト券代やガソリン代と並んで、家計に重くのしかかるのが「高速道路料金」です。
首都圏から新潟・湯沢エリアへ行くだけで、往復8,000円以上。白馬や妙高まで足を伸ばせば、往復10,000円を軽く超えてしまいます。
「この高速代、なんとかならないの…?」
その悩み、「ETC割引」を正しく理解するだけで、往復で数千円単位の節約が可能です。 特にスキーヤー・スノーボーダーは、ETC割引の恩恵を最も受けやすい「時間帯」に動いています。
この記事では、「知らなかった!」では済まされない、高速代を安くするためのETC割引の仕組み(休日・深夜)と、スキーヤー限定の最強プラン「ドラ割」について徹底解説します!
目次
スキーヤー最強の味方!「深夜割引」の徹底活用法
週末スキーヤーにとって、最も恩恵が大きく、最も使いやすいのが「深夜割引」です。
- 割引率: 30% OFF
- 適用条件: 毎日、午前0時~午前4時の間に、ETCゲートを「通過」または「走行」すること。
- ポイント:
- 「0時ちょうどにICに乗らないとダメ」ではありません。例えば「23時にICに乗り、0時半にICを降りた」場合も、走行時間帯が0時~4時に少しでも含まれていれば、全走行距離が30%割引になります。
【スキー旅行での最強活用術】
パターンA:行き(金曜夜発・土曜朝イチ狙い)
- 動き方: 金曜の仕事終わり、夕食や準備を済ませて出発。目的地手前のSA/PA(例:谷川岳PA、佐久平PAなど)で仮眠。
- ETC通過: 土曜の午前0時〜4時の間に、目的地のIC(例:湯沢IC)を通過する。
- メリット: これだけで「行き」の高速代が30%OFF! さらに土曜朝イチの「ファーストトラック(圧雪直後のゲレンデ)」や「朝パウ(降雪時)」を狙えます。
パターンB:帰り(日曜夜発・渋滞回避)
- 動き方: 日曜夕方まで滑り、温泉と夕食を済ませる。帰りの高速で渋滞にハマったら、最寄りのSA/PAで「0時まで仮眠・時間調整」する。
- ETC通過: 月曜の午前0時〜4時の間に、自宅最寄りのICを通過する。
- メリット: これだけで「帰り」の高速代が30%OFF! 運転で一番ツラい「渋滞」と「眠気」の両方を回避できます。
土日祝の定番「休日割引」の落とし穴
「土日に行くんだから、休日割引が適用されるよね?」と思っている方、大きな落とし穴があります。
- 割引率: 30% OFF
- 適用条件: 土・日・祝日に、「地方部」の高速道路を走行すること。
- 最大の注意点(落とし穴):
- 首都圏(東京近郊)や大阪近K郊の「大都市近郊区間」は、休日割引の対象外です。
- 例(関越道の場合): 練馬IC 〜 東松山IC の間は「割引対象外」です。東松山ICを過ぎてからが割引対象となります。
【スキー旅行での活用術】
- 深夜割引(0時〜4時)を使わなかった場合でも、大都市近郊区間を除く「地方部」の料金は自動的に30%OFFになります。
- わざわざ時間調整をする必要はありませんが、「深夜割引」の方が割引総額は大きくなるケースが多いことを覚えておきましょう。
【平日スキーヤー向け】「平日朝夕割引」
平日に滑りに行く上級者向けの割引です。
- 割引率: 利用回数に応じ、30%〜50%相当額を「ETCマイレージポイント」で還元(※現金割引ではない)
- 必須条件: 「ETCマイレージサービス」への事前登録が必須です。登録していないと1円も還元されません。
- 適用時間: 平日の「朝6時~9時」と「夕方17時~20時」。
- ▼ETCマイレージサービス公式サイト(登録無料)
【スキーヤー限定】最強の裏ワザ「ドラ割(ウィンターパス)」
「深夜割引」や「休日割引」の計算が面倒…という方に、最強のプランがあります。 それが、NEXCO東日本などが冬季限定で販売する「ドラ割(ドライブ割)」です。
- サービス名: 首都圏発着「ウィンターパス」
- 内容:
- 事前にWebで申し込むだけでOK。(ETCカード番号の登録が必要)
- 指定された首都圏の発着エリア(例:練馬IC、川口JCTなど)から、目的地エリア(例:湯沢、白馬、志賀高原など)までの高速道路往復料金が、定額(格安)になります。
- どれくらい安い?
- 例年のプランでは、深夜割引や休日割引をフル活用するより、さらに1,000円〜2,000円以上安くなるケースがほとんどです。
- 週末(土日)だけでなく、平日利用OKのプランもあります。
- 注意点:
- 2025-26シーズンのプランは、例年11月下旬〜12月上旬頃に発表されます。
- スキー旅行の計画を立てる前に、必ずNEXCO東日本の公式サイトをチェックしましょう!
- ▼NEXCO東日本「ドラぷら」(ドラ割 特設ページ)
まとめ
スキー旅行の高速代を安くする賢い方法は、以下の2択です。
- 「深夜割引」を狙う(0時〜4時)
- 朝イチのパウダーも狙える「行き」か、渋滞回避の「帰り」に活用。
- 「ドラ割(ウィンターパス)」に申し込む
- 11月下旬の発表を待って、事前登録する。これが一番簡単で、一番安い可能性が高い。
賢くETC割引を使って、浮いた数千円で、ゲレンデのランチを豪華にしたり、温泉に入ったりして、最高のスキー旅行にしましょう!

