スキー場の特徴
平湯温泉スキー場は、岐阜県高山市、奥飛騨温泉郷の玄関口に位置する歴史あるスキー場です。北アルプスの雄大な自然に抱かれたゲレンデは、標高1,300mを超えるベースエリアがもたらす豊富な天然雪と、北海道のスキー場にも引けを取らないと言われる抜群の雪質が最大の魅力です。人工降雪機を一切使用しない「天然雪100%」にこだわり続けており、ふかふかのパウダースノーを存分に楽しむことができます。
ゲレンデは、初心者から上級者まで誰もが満足できるバランスの取れたコースレイアウトが特徴です。広々とした緩斜面の「ファミリーゲレンデ」は、スキーやスノーボードが初めての方や、小さなお子様連れの家族が安心して練習するのに最適です。スキーセンターのすぐ隣には専用の「そり遊びエリア」も完備されており、滑れない子供たちも雪遊びを満喫できます。
中級者には、白樺の林を抜ける約2,500mのロングクルージングが楽しめる「湯の平コース」が人気です。適度な斜度変化があり、レベルアップにも最適です。そして、腕自慢の上級者を待ち受けるのが、最大斜度38度を誇る難関「ジャイアントコース」。新雪が降った朝一番の、非圧雪パウダーライディングは格別の一言です。
また、スキーをしない人でも楽しめるのが平湯温泉スキー場のもう一つの魅力です。第2リフトを利用すれば、スキー板を履かずに標高1,780mの山頂駅まで「リフト観光」が可能です。山頂から一望する乗鞍岳や笠ヶ岳など、北アルプスの大パノラマは息をのむ美しさです。
スキー場の麓には「平湯温泉」の温泉街が広がっており、アフタースキーも充実しています。特筆すべきは、当日のリフト1日券または半日券を提示するだけで、隣接する大規模な温泉施設「ひらゆの森」に無料で入浴できるという驚きのサービスです。1万5千坪の広大な敷地に16もの露天風呂が点在する「ひらゆの森」で、滑り疲れた体を源泉かけ流しの名湯で癒す時間は、まさに至福のひとときです。
スキーセンター内には、レンタルショップ、スキースクール、休憩所のほか、食事処「あんき屋」も併設。飛騨牛朴葉味噌定食や高山ラーメンといったご当地グルメも味わえ、一日中快適に過ごすことができます。温泉とスキー、そして絶景を一度に楽しめる、コストパフォーマンスにも優れたアットホームなスキー場です。
ゲレンデガイド
コンパクトながらも滑りごたえのあるコースが揃っています。ベース標高が高いため、シーズンを通して良質な雪を楽しめます。
- リフト数: 2基 (第1リフト、第2ペアリフト)
 - コース総数: 3本
 - 標高: 最上部 1,860m / 最下部 1,310m (標高差 550m)
 - 総面積: 19ha
 - 最長滑走距離: 2,500m (湯の平コース)
 - 最大斜度: 38° (ジャイアントコース)
 - レベル別コース比率: 初級 30% / 中級 40% / 上級 30%
 
主なコース
【ファミリーゲレンデ (初級)】 第1リフトを利用する、スキーセンター前の広々とした緩斜面。コース幅が広く、初心者や家族連れが安心して練習できます。
【湯の平コース (中級)】 第2ペアリフトでアクセスする、スキー場最長の2,500mを誇る林間コース。白樺林を抜けながら、美しい景色と共にロングクルージングを楽しめます。適度な斜度の変化があり、中級者のステップアップに最適です。
【ジャイアントコース (上級)】 第2ペアリフト山頂から滑り込む上級者向けコース。最大斜度38度の急斜面が続き、新雪が降った日には極上のパウダースノーが楽しめます。
その他
- そり遊び・練習エリア: スキーセンター隣接。そり専用エリアと、スキー・スノボ初心者が安心して練習できるエリアが確保されています。
 - リフト観光: 第2ペアリフトはスキー・スノボを持たずに乗車可能。標高1,780mの山頂から乗鞍岳などの絶景を楽しめます。
 
アクセス
住所: 〒506-1433 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-1
(768-1 Hirayu, Okuhida Onsengo, Takayama-shi, Gifu-ken 506-1433, Japan)
電話番号: 0578-89-2424
お車をご利用の場合
- 長野方面から: 長野自動車道 松本ICより 国道158号線(安房トンネル経由)で約60分。
 - 名古屋・大阪方面から: 東海北陸自動車道 飛騨清見ICより 中部縦貫自動車道 高山IC下車、国道158号線で約50分。
 
※駐車場: 300台(無料)
公共交通機関をご利用の場合
- JR高山駅(高山濃飛バスセンター)より新穂高温泉行きバス乗車、約60分。「平湯温泉」バス停下車。
 - 長野県 松本バスターミナルより高山行き特急バス乗車、約80分。「平湯温泉」バス停下車。
 
※平湯温泉バスターミナルからスキー場までは徒歩圏内です(約10~15分)。
公式ウェブサイト
※平湯温泉スキー場の情報は、温泉施設「ひらゆの森」の公式サイト内で発信されています。

周辺施設
平湯温泉スキー場の最大の魅力は、日本有数の温泉地「平湯温泉」に隣接していることです。スキーと温泉を心ゆくまで楽しめます。
温泉施設
- ひらゆの森 スキー場に隣接する日帰り温泉・宿泊施設。1万5千坪の敷地に16の露天風呂があり、源泉かけ流しの湯を楽しめます。当日のスキー場リフト券(1日・半日券)提示で入浴無料。
 
宿泊施設
- ひらゆの森 温泉施設併設の宿泊棟(合掌造りの「本館」と「新館」)。
 - ホテルひらゆの森 「ひらゆの森」の姉妹館。素泊まり専用のビジネスホテルスタイル。
 - 湯めぐりの宿 平湯館 共立リゾートグループの宿。趣の異なるお風呂で湯めぐりを楽しめます。
 - 湯の花ふわり 湯元館 無料の貸切露天風呂が3つある宿。
 - 山のよろこび お宿栄太郎 主人自ら採る山菜やキノコなど、こだわりの料理が自慢の宿。
 - 平田館 平湯温泉中心地に位置する純和風旅館。総桧風呂の大浴場が特徴。
 - 旅荘つゆくさ 客室8室、貸切風呂3ヶ所の小さな民宿。
 - 山荘 湯乃里 5種類のお風呂と家庭的なおもてなしが魅力の宿。
 
飲食店
- お食事処 あんき屋 スキーセンター内にあるレストラン。飛騨牛朴葉味噌定食やカツカレー、高山ラーメンなど。 (スキー場サイト内)
 - もみの木 / こもれび 「ひらゆの森」館内のレストランと喫茶室。
 - アルプス街道 平湯 (レストラン アルプスホルン) 平湯バスターミナル併設のドライブイン。レストランやお土産処が充実。
 - 平湯民俗館お食事処禄次 「ひらゆの森」が運営する、古民家風の居酒屋・食事処。
 - AWAWA HIRAYU ピッツァ、コーヒー、ジェラートが楽しめるカフェ。
 - らーめん酒場 やどり木 ラーメンと居酒屋メニューが楽しめるお店。
 - CAFE’MUSTACHE (カフェ マスタシュ) 平湯温泉バスターミナル近くのログハウス風カフェ。
 - 喰処 よし本 飛騨の郷土料理やそば・うどんが楽しめる食事処。
 
観光地
- 平湯大滝 落差64mを誇る飛騨三大名瀑の一つ。日本の滝百選にも選定されています。冬には結氷し、ライトアップイベントも開催されます。 (奥飛騨温泉郷観光協会)
 - 平湯民俗館 (平湯の湯) 合掌造りを移築した資料館で、露天風呂「平湯の湯」が併設されています。 (奥飛騨温泉郷観光協会)
 - アルプス街道 平湯 (平湯バスターミナル) 上高地、乗鞍、新穂高ロープウェイへのアクセスの拠点。お土産や食事が楽しめます。
 - 奥飛騨クマ牧場 100頭あまりのクマに出会える牧場。子熊との記念撮影や餌やり体験が人気です。
 

