スキー場の特徴
三川・温泉スキー場は、新潟県の東蒲原郡阿賀町に位置する、地元密着型の運営で親しまれている町営スキー場です。特にファミリー層からの人気が非常に高いのが大きな特徴で、その理由は充実したキッズ向け設備と、初心者から上級者まで楽しめるバランスの取れたコース構成にあります。
ゲレンデは標高121mから416mと比較的コンパクトながらも、最長滑走距離1,000m、全10コースが用意されています。初級・中級・上級の割合がそれぞれ30%、40%、30%と均等に配置されており、どのレベルのスキーヤー・スノーボーダーも満足できる設計です。初心者やファミリー向けの幅広で緩やかなメインゲレンデがある一方で、腕自慢の上級者には最大斜度38度、非圧雪の「ダイナミックコース」があり、滑り応えは抜群です。スノーボードは全面滑走可能で、ナイター営業も行われています。
ファミリー層に人気の核となるのは、無料の託児所と、雪遊びやそり遊びが楽しめるチビッコ広場の存在です。小さな子ども連れでも安心してスキーを楽しむことができる環境が整っており、家族みんなで雪山を満喫できます。
また、その名の通り、周辺には三川温泉をはじめとする温泉街が広がっているのが最大の魅力です。スキーやスノーボードで冷えた体や、滑り疲れた筋肉を、アフタースキーにゆっくりと温泉で癒すことができます。リフト券の提示でお得に利用できる周辺の温泉施設もあり、雪山でのアクティビティと温泉の癒しをセットで楽しめる点が、このスキー場の大きな付加価値となっています。新潟市内からのアクセスも比較的良好で、日帰りから宿泊まで幅広いニーズに応えることができる、アットホームで魅力溢れるスキー場です。
ゲレンデガイド
- リフト本数: ペア4基
- コース総数: 10本
- 最長滑走距離: 1,000m
- 主なコース(抜粋):
- ダイナミックコース (上級): 最大斜度38°の非圧雪エキスパートコース。
- かもしかコース (中級・上級): 急斜面・急カーブのテクニカルコース。
- メインゲレンデ (初級・中級): 幅広で滑りやすい、練習に最適な斜面。
- フラワーゲレンデ (初級・中級): 広いゲレンデでナイター営業あり。
- チビッコ広場: ソリ・雪遊び専用エリア。
アクセス
住所: 新潟県東蒲原郡阿賀町川口堤ノ下-2166
(2166 Kawaguchitsutsuminoshita, Aga-machi, Higashikanbara-gun, Niigata, 959-4618, Japan)
■ お車での行き方 磐越自動車道を利用し、三川ICから国道49号を経由します。道幅の広い道路が続くため、比較的運転しやすいルートです。
- 最寄りIC: 磐越自動車道 三川(みかわ)IC から約10分
- ルート:
- 三川IC下車後、信号を左折して 国道49号 を「津川・会津若松」方面へ進みます。
- 約4kmほど直進し、三川温泉入り口の交差点(案内看板あり)を右折して県道に入ります。
- 赤い橋(阿賀野川)を渡り、道なりに進むとスキー場に到着します。
- 所要時間の目安:
- 新潟市街地(亀田IC付近)から:約40~50分
- 会津若松市街地から:約50~60分
- 駐車場: 全日無料です(ゲレンデのすぐ近くに駐車可能)。
■ 電車での行き方 最寄り駅からはタクシーの利用が基本となります。
- 最寄り駅: JR磐越西線 三川(みかわ)駅
- 駅からのアクセス:
- タクシー: 駅より約7~10分。
- ※駅前にタクシーが常駐していない場合があるため、事前に電話番号(阿賀町のタクシー会社など)を控えておくことをお勧めします。
- 町営バス(参考): 本数が非常に少ないですが、阿賀町営バス(三川駅~黒岩方面など)が近くを通る場合があります。ただ、観光利用ではタクシーの方が確実です。
■ 冬季の注意
- タイヤ: 阿賀町は山間部の豪雪地帯です。国道49号は除雪体制が整っていますが、路面凍結や圧雪が発生しますので、スタッドレスタイヤの装着が必須です。
- 運行状況(電車): JR磐越西線は、大雪や強風の影響で遅延・運休が発生しやすい路線です。お出かけ前に必ず運行情報をご確認ください。
公式ウェブサイト
周辺施設
温泉施設・宿泊施設
- 三川温泉 新かい荘 (宿泊・温泉)
- 昭和レトロな雰囲気が魅力で、ペット同伴での宿泊や部屋食での山川の幸が楽しめる宿。
- 三川温泉 叶屋旅館 (宿泊・温泉)
- 囲炉裏のある大広間が印象的で、ペット(小型・中型犬)と一緒にのんびりと過ごせるアットホームな旅館。
- 三川温泉 にゅーゆもと (宿泊・温泉)
- 浴室のガラスに描かれた可愛らしい動物の絵が名物で、窓からののどかな景色と家庭的なおもてなしに癒やされる宿。
- 新三川温泉 旅館まるに (宿泊・温泉)
- 名物「鯉の甘煮」や自家製の「三川まんじゅう」など、地元食材を活かした心のこもった手作り料理が評判の宿。
- ホテルみかわ (新三川温泉) (宿泊・温泉)
- 高温の自家源泉を100%かけ流しで堪能できる、日帰り入浴施設「You&Yu」を併設したホテル。
- かのせ温泉 (温泉郷)
- 「赤湯」の名で親しまれる、鉄分を豊富に含んだ赤褐色の熱めのお湯が特徴で、体の芯から温まる日帰り温泉。
- 津川温泉 清川高原保養センター (温泉郷)
- 肌がすべすべになる「美肌の湯」として知られるアルカリ性泉質と、眼下に阿賀野川や麒麟山を望む絶景が魅力。
観光地
- 阿賀野川ライン舟下り
- 雄大な阿賀野川の渓谷美を約40分かけて巡り、冬は暖房完備の「こたつ舟」で雪見遊覧が楽しめる観光船。
- 道の駅 阿賀の里
- 舟下りの乗船場を併設し、新鮮な魚介類が並ぶ市場や地元の特産品・グルメが充実した阿賀町観光の拠点。


