スキー場の特徴
みやぎ蔵王白石スキー場は、宮城県南部に位置する白石市の不忘山(ふぼうさん)の裾野に広がる、アットホームで温かみのあるスキー場です。蔵王連峰の南端に位置しており、このエリア特有のパウダースノーと、太平洋まで見渡せる素晴らしい眺望が最大の魅力です。
【アクセスの良さとロケーション】 最大の特徴の一つは、そのアクセスの良さにあります。東北自動車道・白石ICから車で約30分という立地は、宮城県内だけでなく、福島県や関東方面からのアクセスも非常にスムーズです。また、東北新幹線「白石蔵王駅」からも車やタクシー、シャトルバス(要確認)を利用して約30分から40分程度で到着できるため、「新幹線で行けるスキー場」としても知られています。雪道の運転に不慣れな方でも比較的訪れやすい立地条件は、ファミリー層にとって大きな安心材料となっています。
【ファミリー・初心者に最適な環境】 大規模なリゾートスキー場とは異なり、コンパクトにまとまったゲレンデ構成は、迷子の心配が少なく、小さなお子様連れのファミリーやスキー・スノーボードデビューの方に最適です。全体的にコース幅が広く、見通しの良い設計になっているため、他のスキーヤーとの接触リスクを減らしながら、のびのびと練習することができます。昭和の懐かしい雰囲気を残しつつも、無料休憩所やキッズパーク(そり遊び場)などの施設が充実しており、家族全員が一日中笑顔で過ごせる工夫が凝らされています。また、リフト料金や食事代などのコストパフォーマンスが非常に高い点も、リピーターが多い理由の一つです。
【眺望と雪質】 天気の良い日には、ゲレンデトップから白石市内はもちろん、遠く太平洋までを一望できる絶景が広がります。青い空と白い雪、そして眼下に広がる街並みのコントラストは圧巻で、滑走の爽快感を何倍にも高めてくれます。標高はそれほど高くありませんが、北向きの斜面が多いため、雪質の維持状態が良く、トップシーズンにはサラサラのパウダースノーを楽しむことができます。
【地域密着型の温かいおもてなし】 地元のNPO法人が運営に関わっていることもあり、スタッフの対応が親切で温かいという声が多く聞かれます。スキー・スノーボードスクールも充実しており、親身になった指導が好評です。派手さはありませんが、「また帰ってきたくなる」ような、心地よい時間が流れるスキー場、それがみやぎ蔵王白石スキー場です。
ゲレンデガイド
コンパクトながらも変化に富んだコースレイアウトで、初心者から上級者まで楽しめる構成になっています。
リフト設備
- 第1リフト(ペア): メインとなるリフト。初心者から中級者が多く利用します。
- 第2リフト(ペア): 山頂付近へアクセスするためのリフト。眺望を楽しみたい方や中・上級者向け。
- 第3リフト(ペア): 現在は運休等の場合もありますが、混雑分散に寄与します。
- キッズパーク: 「雪遊び広場」として、動く歩道(ベルトコンベア)などは設置されていませんが、安全にそり遊びができる専用エリアが確保されています。
コース紹介
1. ファミリーコース(初級)
- 特徴: 平均斜度が緩く、幅広でフラットなバーン。
- 難易度: ★☆☆☆☆
- 解説: スキーデビューや基礎練習に最適です。見通しが良いため、お子様の滑りを下から見守ることができます。
2. センターコース(中級)
- 特徴: スキー場のメインバーン。適度な斜度があり、カービングターンを楽しむのに絶好のコース。
- 難易度: ★★★☆☆
- 解説: 圧雪が行き届いており、スピードに乗ったクルージングが楽しめます。検定などの練習にもよく使われます。
3. エキスパートコース(上級)
- 特徴: 山頂から続く、最大斜度35度前後の急斜面を含むコース。
- 難易度: ★★★★★
- 解説: 非圧雪エリアとなることもあり、降雪直後はパウダースノーを楽しめます。コブ斜面になることもあり、腕試しに最適です。
4. 林間コース(初・中級)
- 特徴: 木々の間を縫うように滑る、緩やかな迂回コース。
- 難易度: ★★☆☆☆
- 解説: 景色を楽しみながらゆっくり滑り降りたい方におすすめです。
アクセス
住所 〒989-0733 宮城県白石市福岡八宮字不忘山
( Fuborazan, Fukuoka-yatsumiya, Shiroishi-shi, Miyagi-ken, 989-0733, Japan)
■ お車での行き方
- 最寄りIC: 東北自動車道 白石(しろいし)IC から約30分
- ルート: 白石IC下車後、国道4号を経由し、「鎌先温泉・白石スキー場」方面の案内看板に従って県道254号・51号を進んでください。
- 駐車場: 全日無料です。
■ 電車での行き方
- 最寄り駅:
- 東北新幹線 白石蔵王(しろいしざおう)駅
- JR東北本線 白石(しろいし)駅
- 駅からのアクセス:
- 無料送迎バス(要予約): スキーシーズン中の土日祝・年末年始・特定日のみ運行。
- [行き] 白石蔵王駅 8:50発 → 白石駅 9:00発
- [帰り] スキー場 15:30発
- ※前日までの電話予約が必須です。運行日は公式サイトでご確認ください。
- タクシー: 両駅から約30分。
- 無料送迎バス(要予約): スキーシーズン中の土日祝・年末年始・特定日のみ運行。
■ 冬季の注意 スキー場までの道中は除雪されていますが、山道(県道)となるため、スタッドレスタイヤの装着が必須です。
公式ウェブサイト
みやぎ蔵王白石スキー場
周辺施設
スキーの後は、名湯での癒やしや地元の観光スポット巡りがおすすめです。
♨️ 温泉・宿泊施設(鎌先温泉・小原温泉)
白石市は「鎌先温泉」と「小原温泉」という2つの名湯を有しています。特に鎌先温泉はスキー場から車で約20分と好立地です。
- 時音の宿 湯主一條 (鎌先温泉)
- 創業600年の歴史を持つ老舗旅館。大正ロマン漂う木造本館は登録有形文化財。
- 最上屋旅館 (鎌先温泉)
- 昔ながらの温泉のあり方にこだわり、この良く効くお湯を加水も循環もせず贅沢に使っております。
- すずきや旅館 (鎌先温泉)
- 黄金風呂や露天風呂が楽しめる、料理自慢の宿。
- ホテルいづみや (小原温泉)
- 白石川の渓谷美を望む露天風呂が魅力。
🦊 観光・アクティビティ
- 宮城蔵王キツネ村
- スキー場から車で約10分。100頭以上のキツネが放し飼いにされており、世界中から観光客が訪れる人気スポット。
- 白石城(益岡公園)
- 伊達家の重臣・片倉小十郎の居城を復元。歴史ファン必見。
🍜 飲食店・グルメ
- 白石温麺(うーめん)白石市観光協会グルメ
- 白石市の特産品。油を使わない短い麺で、胃に優しくスキー後の食事にぴったりです。市内に多くの提供店があります。

