スキー場の特徴
ぬかびら源泉郷スキー場は、日本最大の国立公園である「大雪山国立公園」の豊かな自然に抱かれた、本格派のためのスキー場です。標高が高く、内陸の厳しい寒さがもたらす雪は、国内でもトップクラスの軽さを誇るパウダースノー。その雪質はまるでシルクのように滑らかで、多くのスキーヤー・スノーボーダーから「一度滑ると病みつきになる」と絶賛されています。
ゲレンデの最大の特徴は、その挑戦的なコースレイアウトにあります。全体的に斜度が急で、自然の地形をそのまま活かした非圧雪コースが豊富なため、特にフリースキーヤーやエキスパートボーダーにとってはまさに楽園。最大斜度43度を誇る難関コースや、深い雪の中を滑り抜ける林間コースなど、他では味わえないスリリングな滑走が楽しめます。人工物が少なく、手つかずの自然の中を滑っているかのような感覚は、このスキー場ならではの魅力です。
スキー場の麓には、大正時代から続く歴史ある「ぬかびら源泉郷温泉」が広がります。スキーで存分に体を動かした後は、源泉かけ流しの名湯でゆっくりと疲れを癒すことができます。最新の設備を誇るリゾートとは一線を画し、古き良き日本のスキー場の風情と、本物の雪質、そして温泉文化を堪能できる、まさに”知る人ぞ知る”名スキー場と言えるでしょう。
ゲレンデガイド
自然の地形を活かした、滑りごたえのある上級者向けのコースが充実しています。
- リフト数: 2基 (ペアリフト)
- コース数: 8コース
- コース難易度:
- 初級: 20%
- 中級: 40%
- 上級: 40%
- 最大斜度: 43度
- スノーボード: 全面滑走可能
主なコース
- パノラマコース (中級): 山頂から糠平湖や周囲の山々を見渡せる絶景コース。適度な斜度で快適なクルージングが楽しめます。
- ロマンスコース (中級): 白樺林の中を滑り抜ける美しいコース。非圧雪部分ではパウダースノーを味わえます。
- 第一ゲレンデ (上級): 最大斜度35度。コブが発生しやすい急斜面で、上級者の腕試しに最適です。
- 第二ゲレンデ (上級): 最大斜度43度を誇る、スキー場最難関のコース。降雪後のディープパウダーはエキスパートを魅了します。
- 林間コース (初級): 比較的斜度が緩やかで、森の雰囲気を楽しみながらゆっくり滑れるコースです。
アクセス
〒080-1403 北海道河東郡上士幌町字ぬかびら源泉郷
(Nukabira Gensenkyo, Kamishihoro-cho, Kato-gun, Hokkaido 080-1403, Japan)
- 車でのアクセス:
- 道東自動車道 音更帯広ICから約70分
- 帯広市内から約90分
- 公共交通機関でのアクセス:
- JR帯広駅バスターミナルから十勝バス(ぬかびら線)で約1時間45分、「スキー場前」下車
公式ウェブサイト
- ぬかびら源泉郷スキー場(上士幌町観光協会)
周辺施設
温泉施設・宿泊施設
スキー場の麓は、源泉かけ流しを宣言している「ぬかびら源泉郷温泉」です。多くの宿で日帰り入浴も楽しめます。
- 糠平舘観光ホテル: ぬかびら源泉郷で最も歴史のある老舗ホテル。
- 中村屋: 源泉かけ流しの混浴露天風呂が名物の、旅情あふれる温泉旅館。
- 東大雪ぬかびらユースホステル: リーズナブルに宿泊でき、温泉も楽しめる施設。
- 山の旅籠 山湖荘: 落ち着いた雰囲気で、静かに過ごせる大人のための温泉宿。
観光地
- タウシュベツ川橋梁: 糠平湖の水位によって姿を現したり消えたりすることから「幻の橋」と呼ばれる旧国鉄士幌線のアーチ橋。冬期は凍結した湖上を歩いて見に行くツアーが人気です。
- 糠平湖のアイスバブル: 湖の水中のメタンガスが、凍結する際に氷の中に閉じ込められてできる神秘的な現象。冬の糠平湖でしか見られない絶景です。
- ひがし大雪自然館: 大雪山国立公園の自然や歴史について学べる施設。タウシュベツ川橋梁のツアーなども催行しています。
飲食店
- レストラン針葉樹(ペンション森のふくろう内): 「ペンション 森のふくろう」に併設されたレストランです。宿泊者以外もランチタイムに利用することができ、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと食事を楽しめます。
- ビストロふうか: 温泉街で愛される、手作りハンバーグが自慢の洋食店
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