スキー場の特徴
オグナほたかスキー場は、群馬県利根郡片品村、武尊山(ほたかやま)の北斜面に広がるスキー場です。標高1,100mから1,828mという高地に位置し、ゲレンデが北向きであることから、乾いた非常に軽い雪、いわゆる「オグナパウダー」が降り積もることで知られています。本州でもトップクラスの雪質を誇り、最高のパウダースノーを求めるスキーヤーやスノーボーダーから絶大な支持を集める、知る人ぞ知る実力派ゲレンデです。
ゲレンデは、なんと言ってもその広さとコースの長さに魅力があります。山頂からベースまで続く最長滑走距離3,500mのロングクルージングは圧巻の一言。コース幅も全体的に広く、周囲を気にせず思い切ったターンを描くことができます。特に中級者向けのコースが全体の40%を占めており、適度な斜度変化に富んだコースが多く、爽快なフリーライディングやカービングターンを心ゆくまで楽しむのに最適です。
もちろん、非圧雪のパウダーコースや最大斜度36度を誇る上級者向けの急斜面もあり、腕自慢のエキスパートも満足させる懐の深さも持ち合わせています。一方で、ベースエリアには初心者向けの緩やかなファミリーゲレンデも整備されており、レベルを問わず楽しむことが可能です。
他のスキー場に比べて比較的空いていることが多く、広大なゲレンデを贅沢に使って滑れるのも大きな魅力。「穴場」的な雰囲気が強く、自分の滑りに集中したい、ゆったりとパウダーを味わいたいという方にぴったりのスキー場です。周囲をブナの原生林に囲まれたロケーションも素晴らしく、大自然の中で滑走する心地よさを存分に体感できます。
ゲレンデガイド
山頂からベースまで続くロングコースと、中級者が存分に楽しめるワイドなコースが魅力のレイアウトです。
- リフト数: 9基 (クワッドリフト1基、ペアリフト8基) ※ゴンドラは現在運行していません
- コース数: 全11コース
- コースレベル:
- 初級: 30%
- 中級: 40%
- 上級: 30%
主なコース紹介
- 山頂〜ふれあいの森〜ロマンスコース(初・中級): 山頂からベースエリアまでを結ぶ、全長3,500mの最長コース。雄大な景色を眺めながら、気持ちの良いロングクルージングが楽しめます。
- ほたかスカイウェイ(中級): 第1クワッドリフト沿いに広がる、幅の広い一枚バーン。中速から高速のカービングターンに最適な、オグナほたかのメインコースです。
- エキスパートコース(上級): 最大斜度36度、平均でも28度という手強い急斜面。降雪後にはディープパウダーと手強いコブが待ち受ける、上級者限定のチャレンジコースです。
- スラロームコース(上級): その名の通り、ポールバーンが設置されることもある本格的なコース。斜度変化に富み、テクニックが試されます。
- ファミリーゲレンデ(初級): センターハウスの目の前に広がる緩やかな斜面。スキー・スノーボードデビューや、お子様の練習に最適です。
アクセス
住所: 〒378-0408 群馬県利根郡片品村花咲2797-2
(2797-2 Hanasaku, Katashina-mura, Tone-gun, Gunma 378-0408, Japan)
- 車でのアクセス: 関越自動車道 沼田ICから国道120号・県道64号を経由して約28km(約50分)。スキー場手前の山道は急勾配やカーブが多いため、冬用タイヤの装着は必須です。
- 公共交通機関でのアクセス: 公共交通機関でのアクセスは比較的困難です。JR上越線「沼田駅」が最寄りとなりますが、駅からの定期路線バスはありません。スキーシーズンに運行されるツアーバスなどを利用するか、沼田駅周辺からタクシーを利用する必要があります(約40分〜50分)。
公式ウェブサイト
- オグナほたかスキー場
周辺施設
- 温泉施設
- 花咲の湯: スキー場から最も近い日帰り温泉施設。露天風呂からは武尊連峰の絶景が望めます。
- 宿泊施設
- 片品高原ホテル: 隣接する片品高原スキー場のオフィシャルホテル。
- 観光地
- 吹割の滝: 「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる国の天然記念物。冬期は遊歩道が閉鎖される場合があるので要確認。
- 道の駅 尾瀬かたしな: 地元の新鮮な農産物や特産品が揃う。足湯も併設。
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