スキー場の特徴
恐羅漢スノーパークは、西中国山地国定公園内に位置する広島県の最高峰、恐羅漢山(標高1,346m)をステージにした本格的なスキー場です。広島県内におけるスキー発祥の地の一つとして、長年にわたり地元スキーヤーに広く親しまれています。
最大の魅力は、その天然雪の豊富さと標高差420mを誇る連続ダウンヒルです。標高が高いため天然雪の比率が高く、西日本でも屈指の雪質を誇ります。山頂からは天候に恵まれれば日本海を見渡す絶景が広がり、天然雪に描くシュプールは格別です。
ゲレンデは自然の地形を活かした設計で、コブ面やなだらかな傾斜が続く変化に富んだバーンが特徴です。最長滑走距離は2,500mにも及び、初心者から上級者まで、一日中滑っても飽きさせない多彩なコースバリエーションを持っています。特に上級者向けには、最大斜度38度を誇る難関コースもあり、滑りごたえは十分。
リフトはややレトロでゴンドラや高速クワッドリフトはありませんが、その分混雑が緩和され、比較的リフト待ちのストレスが少ないという声もあります。また、駐車場は無料で、コストパフォーマンスの良さも魅力の一つです。
家族連れや初心者向けのエリアも充実しており、雪遊びができるファミリー広場や、完全に圧雪され滑りやすいコースも用意されています。広島エリアでは伝統的で愛され続けている、天然雪と豊富なコースで知られるスキー場です。
ゲレンデガイド
恐羅漢スノーパークは、標高差420m、最長滑走距離2,500mのロングコースが魅力です。
項目 | 詳細 |
標高 | 最上部1,280m / 最下部860m / 標高差420m |
コース総数 | 15本(情報源により7本、17本との記載もあり) |
最長滑走距離 | 2,500m(ヒエバタ~立山コースなど) |
最大斜度 | 38度 |
リフト数 | 8基(ペアリフト、トリプルリフトなど) |
コースレベル割合 | 初級:30% / 中級:40% / 上級:30% |
スノーパーク | あり(ワンメイク、レール、ボックスなどのアイテム) |
人工降雪機 | 一部ゲレンデで使用する場合あり |
主要コース紹介(難易度別)
- ブナ坂ゲレンデ(上級・中級)
- SAJ公認の競技コースで、シーズン中は競技大会も開催されます。上部は上級者向きで変化に富んでいますが、初・中級者は林間コースへの迂回が可能です。全長1,500m、最大斜度35°、平均斜度17°。
- ヒエ畑ゲレンデ(上級)
- 恐羅漢を代表する伝統的なエキスパートコース。全長1,400m、最大斜度38°のハードなコブ斜面が約1,000m連続する、滑りごたえのある難関コース。「ヒエ畑を知らずして恐羅漢は語れない」と言われます。
- かやばたゲレンデ(超上級・初級)
- 上部は最大斜度38度を誇る強烈なコブ斜面が続く、恐羅漢きっての超エキスパートコース。下部はコース幅が広く変化に富んだ緩斜面で、初心者にも人気です。
- 立山コース(初級・中級)
- 完璧に圧雪された心地よい斜面が広がるコース。全長1,500m、最大斜度30°、平均斜度12°。下部の第1ペアリフト付近は広く、初心者や家族連れが思いきり楽しめるエリアです。人工降雪機が導入されており、安定したコンディションを保ちます。
アクセス
住所
〒731-3801 広島県山県郡安芸太田町横川740-1
(740-1 Yokogawa, Akiota-cho, Yamagata-gun, Hiroshima 731-3801, Japan)
車でのアクセス
- 中国自動車道 戸河内ICから国道191号・大規模林道を経由して約33km。
- (注)大規模林道経由が比較的安全で推奨されています。内黒峠経由の県道251号線は、距離は短いものの荒天時のアクセスは要注意です。
- 無料駐車場あり(約1,700台)。
公共交通機関でのアクセス
- 戸河内ICバスセンター(道の駅来夢とごうち)より、無料送迎バスが運行されています(要事前予約)。
- JR広島駅から直行バス(要予約)で約2時間。
公式ウェブサイト
恐羅漢スノーパーク スキー場

周辺施設
種類 | 施設名 |
温泉施設 | 筒賀温泉 グリーンスパつつが |
安芸太田温泉 湯来ロッジ | |
宿泊施設 | 恐羅漢エコロジーキャンプ場 |
三段峡ホテル | |
長笹楽山 | |
観光地 | 三段峡 |
道の駅 来夢とごうち | |
温井ダム | |
飲食店 | スキー場内レストラン |