正月休みはパウダーを狙え!混雑知らずの「非圧雪・ツリーラン」が楽しめるスキー場

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正月休み。 「せっかくの連休、ガッツリ滑りたいけど、どこに行ってもリフト待ち30分…」 「ゲレンデは人で溢れかえって、まともにターンもできない…」

そんな「正月スキーの悪夢」を避ける唯一の方法。 それは、ファミリー層や観光客が寄り付かない「非圧雪(パウダー)」と「ツリーラン」に特化したスキー場を選ぶことです。

綺麗に整備された圧雪バーンを捨て、森の中へ飛び込む。 そこには、混雑とは無縁の静寂と、あなただけのノートラック(新雪)が待っています。

この記事では、パウダーフリークが愛してやまない、「非圧雪主義」を貫くマニアックかつ最高なスキー場を厳選してご紹介します。


目次

「非圧雪・ツリーラン」が楽しめるスキー場

【新潟】シャルマン火打スキー場

「非圧雪主義」を掲げる、パウダー天国

「圧雪しないこと」を売りにしている、日本でも稀有なスキー場です。 日本海から湿った重い雪が大量に降り注ぎ、その積雪量は半端ではありません。 コースの約65%が非圧雪エリアとして開放されており、リフト一本で回せる効率の良さも魅力。 ファミリー向け施設が少ないため、正月でも「滑り手」しかおらず、リフト待ちは最小限です。

  • 狙い目: 「飛龍」コースなどの非圧雪エリア。

【岩手】夏油高原スキー場

日本一の「ツリーラン」解放区。豪雪の聖地

本州トップクラスの積雪量を誇る「夏油(げとう)」。 ここの最大の特徴は、全14エリア以上にも及ぶ広大なツリーランエリアです。 「Shooter」「Garden」など名付けられた森の中は、自己責任エリアとして開放されており、冒険心を満たしてくれます。 東北の奥地にあるため、首都圏からの日帰り客がおらず、正月でも比較的快適に「極上のパウダー」を堪能できます。

  • 狙い目: 第1ゴンドラを使って回すツリーランエリア全般。

【新潟】関温泉スキー場

リフト2本だけ。でも「深さ」は日本一?

妙高エリアの奥深くに佇む、知る人ぞ知る老舗。 リフトはたった2本しかありません。しかし、そのポテンシャルは計り知れません。 ひとたび寒波が来れば、一晩で1メートル積もることもザラ。 「コース」という概念が希薄で、事実上どこでも滑れるような自由さが、コアなファンを惹きつけます。お洒落な施設はありませんが、雪質と深さは裏切りません。

  • 狙い目: 降雪直後の朝イチ。メインコース脇の壁やサイドカントリー的要素。

【長野】斑尾高原スキー場

「マダパウ」と日本最多のツリーランコース

近年人気が上昇していますが、それでも正月におすすめできる理由は「コース数の多さ」による分散効果です。 通常のコースに加え、森の中を滑るツリーランコースが日本最多レベルで設置されています。 「木の間隔」が絶妙に調整されているため、ツリーラン初心者でも挑戦しやすいのが特徴。 人が多いメインバーンを避け、森の中へ入ってしまえば、そこは別世界です。

  • 狙い目: 「Crystal」「Powder Theater」などのツリーランコース。

パウダー・ツリーランを楽しむための注意点

これらのスキー場を楽しむには、通常のスキーとは違う準備が必要です。

  1. 太い板(ファットスキー・パウダーボード): 通常の板では埋まってしまい、楽しめません。センター幅の広い板をレンタルするか用意しましょう。
  2. ヘルメット着用(必須): 森の中を滑ります。木への衝突や枝の落下から頭を守るため、ニット帽ではなくヘルメットが必須です。
  3. 自己責任の原則: 特にツリーランエリアは「自己責任」です。立ち木への衝突、ツリーホール(木の根元の穴)への転落には十分注意し、単独行動は避けましょう。

まとめ

正月の混雑にイライラするのはもう終わり。 整備されたコースを飛び出し、森と深雪の世界へ。

技術と装備は必要ですが、そこで得られる浮遊感と達成感は、何物にも代えがたい「最高のお年玉」になるはずです。

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この記事を書いた人

世界中のスキー場情報を発信しています。
世界中のスキーリゾートを回り、最高の雪質を求めています。
個人的にはウィスラーが大好き!でも、日本の雪も世界に誇れる最高の雪!

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