アウトドアインもたいスキー場ガイド

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スキー場の特徴

「アウトドアインもたいスキー場」(アウトドアイン母袋スキー場)は、岐阜県郡上市大和町、数多くのスキー場がひしめく奥美濃エリアの最南端に位置する、知る人ぞ知る隠れ家的なスキー場です。標高850メートルの母袋烏帽子岳の麓に広がるこのゲレンデは、大規模スキー場のような最新鋭の設備や広大なコース幅はありませんが、それを補って余りある「アットホームな雰囲気」と「初心者に最適な環境」が最大の魅力です。

このスキー場の最大の特徴は、そのコンパクトさと優しさにあります。ゲレンデ全体の約80%が緩やかな斜面で構成されており、見通しが非常に良いレイアウトになっています。そのため、スキーやスノーボードをこれから始めたいという完全な初心者や、まだリフトに慣れていないお子様連れのファミリーにとって、まさに理想的な練習の場と言えます。リフトは1基のみというシンプルな構成で、コースも複雑ではないため、ゲレンデ内で迷う心配や、家族がはぐれてしまう不安もありません。

特に注目すべきは、子どもたちや初心者のために特設されたエリアです。「超初心者用ゲレンデ」(全長100m)は、スキーデビューやスノーボードの立ち上がり練習に最適で、周囲の目を気にせず安心して練習に打ち込めます。さらに、子どもたちに大人気なのが、ソリ専用ゲレンデ「ワイルドスライダー」(全長150m)です。スキーやスノーボードをしない小さなお子様でも、このスリリングな専用コースで雪遊びを存分に楽しむことができます。

「アウトドアインもたい」は、冬だけの施設ではありません。施設内には宿泊可能な本館やバンガロー、グリーンシーズン(4月~11月)にはキャンプ場も営業する、通年型のアウトドアリゾート施設です。そして、スキーヤー・スノーボーダーにとって何より嬉しいのが、天然温泉「母袋温泉」が併設されていること。泉質は弱アルカリ性単純温泉で、冷えた体を芯から温めてくれます。スキーで疲れた体をすぐに癒せる環境は、他のスキー場にはない大きなアドバンテージです。(※温泉の営業は土日祝のみ)

営業形態も特徴的で、ハイシーズンを除き、平日は団体様の貸切営業が主となり、一般客が利用できるのは基本的に土曜日・日曜日・祝日のみとなっています。このため、週末でも大規模スキー場のような極端な混雑は少なく、ゆったりとした時間を過ごせる可能性が高いです。

派手さや規模を求めるのではなく、家族や仲間とゆっくり雪に親しみたい、子どもに安心してスキーデビューさせたいと願う層にとって、アウトドアインもたいスキー場は、奥美濃エリアにおける貴重な選択肢となるでしょう。

ゲレンデガイド

コンパクトながらも、初心者からソリ遊びまで楽しめるように工夫されたコースレイアウトが特徴です。

  • リフト数: 1基
  • コース数: 全5コース
  • 主なコース構成:
    • スカイフロント (500m): ワイドでなだらかな斜面が続くメインゲレンデ。初心者やファミリーの練習に最適です。
    • バンビー (550m): メインゲレンデより少し滑りごたえのある「ちょこっとワイルド」なコース。中級者も楽しめます。
    • プチスノーパーク (300m): なだらかな斜面に簡単なアイテムが設置されることがあるエリア。
    • 超初心者用ゲレンデ (100m): 大きな一本松が目印の、スキー・スノボデビュー専用の緩やかなエリアです。
    • ソリ専用ゲレンデ (150m): 「ワイルドスライダー」の愛称で親しまれる、スリルのあるソリ専用コースです。
  • 難易度比率:
    • 初級者向けが約80%を占めます。上級者向けの急斜面はありませんが、その分、ファミリー層が安心して楽しめるゲレンデとなっています。

アクセス

  • 住所:
    • 〒501-4603 岐阜県郡上市大和町栗巣1728
    • (Gifu-ken, Gujo-shi, Yamato-cho, Kurisu 1728)
  • お車でのアクセス:
    • 東海北陸自動車道「ぎふ大和IC」から 約20分

公式ウェブサイト

  • アウトドアインもたい 公式サイト
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周辺施設

スキー場内および近隣(車でのアクセス)には、温泉や宿泊施設、飲食店が点在しています。

施設内・併設施設

近隣の施設・飲食店(車で約10分~20分圏内)

関連サイトリンク

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この記事を書いた人

世界中のスキー場情報を発信しています。
世界中のスキーリゾートを回り、最高の雪質を求めています。
個人的にはウィスラーが大好き!でも、日本の雪も世界に誇れる最高の雪!

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