日本代表好位置につける
ミラノコルチナパラリンピックの車いすカーリング混合ダブルス日本代表として競技に挑んでいる小林・中島ペアは、ここまで4戦を終了し、2勝2敗で、2位タイにつけています。
3月6日に行われたイタリアとの試合では、前半は日本ペースで進むも後半は波に乗れず、同点で迎えた最終8エンドでホームパワープレイ(後述します)を選択。最後のショットは小林選手。ドローショットがやや長くなったもののNO.1を残し逆転に成功し、2勝目を手にしました。
日本代表選手はこのあと、3月7日の夜、イギリスと対戦、翌日8日の夜にエストニア、9日の夜にはラトビアと3連戦を行い、現在行われているラウンドロビンの上位4チームがプレイオフに進み、メダル獲得に臨みます。
車いすカーリング混合ダブルスという競技について
男女ペアの「2人制」で戦う
チームは必ず男性1名、女性1名のペアで編成されます。投球する選手と、後ろで車いすを支える選手が交互に入れ替わりながら、2人だけで息を合わせて戦います。
最初から石が置かれた状態でスタート(プレイスド・ストーン)
これが最大の違いです。何もない氷の上から始める4人制とは異なり、ミックスダブルスでは各エンドが始まる前に、あらかじめ両チームの石が1つずつ、決められた位置(ハウスの中と手前のガード位置)に置かれた状態からスタートします。 最初から得点に直結する石が配置されているため、1投目から激しい攻防が繰り広げられます。
1人が「最初と最後」を投げる独特な投球順
1エンドにつき、各チームが投げる石の数は5球です(4人制は8球)。
- 選手A: 1球目と5球目を投げる
- 選手B: 2、3、4球目を投げる
このように投球順が分かれており、どちらの選手が「A」と「B」を担当するかは、エンドごとに変更することができます。得意なシチュエーションに合わせて役割を入れ替える戦略も重要です。
4. 一発逆転のチャンス「パワープレー」
各チーム、1試合に1回だけ、後攻の時に「パワープレー」という権利を使うことができます。 これを発動すると、最初にあらかじめ置かれる石の位置を、中央から左右どちらかの「サイド(端)」に変更することができます。中央のガードがなくなるため、一気に大量得点を狙いやすくなる大勝負のカードです。
ただでさえ軌道修正がきかない車いすカーリングにおいて、最初から石が置かれているミックスダブルスは、「1ミリのミスが命取りになる超高難度のパズル」のような面白さがあります。
ミックスダブルスの「パワープレー」を使うタイミングの戦略や、実際の試合の見どころなど、さらに深く知りたいことはございますか?

