スキー場の特徴
士別市あさひスキー場は、北海道の北部、士別市朝日町の市街地に隣接する、地域に根ざした市営スキー場です。リフト1基、コース2本というコンパクトな規模ながら、その魅力は訪れた者を惹きつけてやみません。最大の特徴は、混雑とは無縁のプライベートな感覚で、極上のパウダースノーを心ゆくまで満喫できる点にあります。降雪後には、圧雪されたコース脇に手つかずの深雪がたっぷりと残り、まさに「パウダーの穴場」となります。
ゲレンデは、朝日町の穏やかな街並みと遠くの山々を望む、開放的なロケーションにあります。昭和55年製のシングルリフトが1基、今も大切に整備され稼働しており、どこか懐かしいレトロな雰囲気を醸し出しています。このリフトに揺られながら山頂へ向かう時間は、慌ただしい日常を忘れさせてくれる特別なひとときです。
コースは2本のみですが、それぞれに変化に富んだ斜面構成で、初心者から上級者まで幅広いレベルのスキーヤー・スノーボーダーが楽しめます。特にAコースは適度な起伏があり、滑り応え十分。広々としたロッジも完備されており(食事提供はなし)、快適に休憩時間を過ごせます。リフト料金も非常にリーズナブルで、「静かな環境で思いっきり滑りたい」「家族でのんびり練習したい」といったニーズに完璧に応えてくれる、知る人ぞ知る道北の優良ローカルゲレンデです。
ゲレンデガイド
シンプルなリフト・コース構成ながら、滑りごたえのあるゲレンデです。全面スノーボード滑走可能で、ナイター営業も楽しめます。
- リフト数: 1基(シングルリフト)
- 総コース数: 2本 (Aコース, Bコース)
- コース構成:
- Aコース (655m): 変化に富んだ斜面と大きな起伏が特徴。中腹からコース幅が広がり、圧雪バーンとパウダーエリアの両方を楽しめます。
- Bコース: Aコースよりは起伏が緩やか。山麓に向かうにつれて末広がりにコース幅が広がるため、ターンの練習に最適なレイアウトです。
- 最長滑走距離: 680m
- 最大斜度: 22度
- 標高差: 172m (山頂 392m / 山麓 220m)
アクセス
住所: 〒095-0401 北海道士別市朝日町中央6656番地
(6656 Chuo, Asahi-cho, Shibetsu-shi, Hokkaido)
公式ウェブサイト
- 士別市公式サイト あさひスキー場ページ

周辺施設
スキー場の拠点となる士別市には、温泉や宿泊施設、観光スポットが充実しています。
- 温泉・宿泊施設
- ホテル美し乃湯温泉: 保温効果が高い天然温泉が自慢のホテル。日帰り入浴も可能で、スキー後の冷えた体を温めるのに最適です。
- 士別inn翠月(すいげつ): 士別市郊外に位置し、静かな環境でくつろげるホテル。レストランも併設しています。
- 士別グランドホテル: JR士別駅に近く、ビジネスや観光の拠点として便利なホテルです。
- 朝日地域交流施設「和が舎(わがや)」: スキー場のある朝日町内の宿泊施設。合宿などにも利用されます。
- 観光地・飲食店
- 世界のめん羊館: 羊のまち士別を象徴する施設。世界各国の珍しい羊を見ることができます。
- レストラン羊飼いの家: めん羊館に併設。士別名物のサフォークラム肉を使ったジンギスカンなどを味わえます。
- 道の駅 羊のまち 侍・しべつ: 地元の特産品や農産物が揃う道の駅。ドライブの休憩にも便利です。