真っ白なゲレンデと青い空。スキーやスノーボードでカッコよく滑る仲間や家族の姿。 「この最高の瞬間を、スマホでカッコよく撮って残したい!」 誰もがそう思いますよね。
しかし、いざスマホを構えてみると… 「手袋でうまく操作できない!」 「滑りながら撮ったら、ブレブレで何が何だか分からない…」 「雪が白すぎて、人が真っ黒に写ってしまう」
ゲレンデでの撮影には、「寒さ」「手ブレ」「明るさ(白さ)」という3つの大きな壁があります。 この記事では、この3つの壁を乗り越え、あなたのスマホでもプロ顔負けの「ブレないカッコいい動画・写真」を撮るための、具体的なテクニックを徹底ガイドします!
【最重要】ゲレンデ撮影の「3大問題」を解決する準備術
撮影テクニック以前に、ゲレンデでは「準備」がすべてを決めます。これを怠ると、撮りたい瞬間に撮れません。
① 問題1:「寒さ」によるバッテリー切れ対策
スマホのバッテリーは、寒さに非常に弱いです。ポケットに入れていただけなのに、午前中で電源が落ちた…という経験はありませんか?
- 対策①:【必須】体温で温める スマホは絶対にウェアのアウターポケット(外側)に入れてはいけません。必ずジャケットの「内ポケット」など、体温に近い場所で保温してください。
- 対策②:【必須】モバイルバッテリーを持参する 予備のモバイルバッテリーは必須です。ただし、バッテリー自体も寒さに弱いので、これも内ポケットに入れて保温しながら使いましょう。
- 対策③:【便利グッズ】スマホ用保温ケース 断熱素材でできたスマホ専用のケースも市販されており、バッテリーの消耗を劇的に遅らせることができます。
② 問題2:「手ブレ」対策
ゲレンデでの撮影は、手がかじかみ、手袋で操作性が悪く、さらに滑走の振動も加わるため、映像がブレやすくなります。
- 対策①:【最強の解決策】3軸ジンバル(スタビライザー) 「滑りながらブレない動画」を撮りたいなら、これが結論です。DJI社の「Osmo Mobile」シリーズなどに代表されるスマホ用ジンバルは、手ブレを機械的に補正し、まるで映画のように滑らかな映像を撮ることができます。数千円〜1万円台で手に入ります。
- 対策②:【スマホ単体】脇を締め、両手で持つ ジンバルが無い場合は、基本に忠実に。脇をしっかり締め、両手でスマホを固定するだけで、手ブレはかなり軽減されます。
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- ✅【壮大な光景を捉えよう】 – 多機能モジュールは、インテリジェントトラッキング、DJI Mic 2/DJI Mic Mini受信、照明機能を1つのコンパクトなユニットに詰め込んでいます。常に理想的な撮影を行うために、スマホ用ジンバルとペアリングしてください。
- ✅【シームレスな安定性を体験】 – Osmo Mobile 7Pの堅牢な3軸ジンバル手ぶれ補正機能は、損失のない安定性を保証します。創造的な瞬間を捉え、驚くべきシネマ品質の傑作を簡単に作り上げましょう。
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Go to Amazon③ 問題3:「白さ」による露出アンダー(人が真っ黒になる)対策
ゲレンデは一面「白」です。スマホのカメラは「こんなに明るいなら暗くしよう」と自動で判断し、結果、一番見せたいはずの人物が真っ黒(露出アンダー)に写ってしまいます。
- 対策:【必須】露出補正(明るさ調整)
スマホのカメラを起動し、ピントを合わせたい「人物」を指でタップします。ピントが合うと、横に「太陽のマーク」や「明るさスライダー」が表示されます。そのスライダーを上にスワイプ(プラス補正)して、雪が白飛びしないギリギリまで、人物の顔が明るく見えるように調整します。この一手間だけで、写真のクオリティが劇的に変わります。
【実践編】ブレずにカッコいい「滑り」を撮る4つのテクニック
準備ができたら、いよいよ撮影です。撮る人が「止まる」か「滑る」かで、撮り方が変わります。
A. カメラマンが「止まって」撮る(基本・安全)
初心者はまずこれから。ブレを最小限に抑えつつ、スピード感を出すのに最適です。
テクニック①:【超ローアングル】置き撮り
- コースの脇の安全な場所に、スマホを雪面に置きます。(※ケースなどで雪から保護しましょう)
- この時、カメラのレンズが少し「アオリ(見上げる)」角度になるように、スマホの下に雪を盛るか、ミニ三脚を使います。
- 滑ってくる人に、「カメラの真横を通過してもらう」よう合図します。
- メリット: ブレはゼロ。ローアングルで迫力が出て、雪しぶきもダイナミックに写り、スピード感が最も出ます。
テクニック②:【追いかける】フォロー(パン)撮影
- カメラマンは安全な場所でしっかり止まり、滑ってくる被写体をスマホで追いかけながら撮影します(カメラを左右に振る=パン)。
- コツ: できるだけ被写体をフレームの「真ん中」に捉え続けるように意識します。
- 応用: スマホの「スローモーション撮影」モードを使うと、ターンのフォーム確認や、雪しぶきが舞うドラマチックな映像が撮れます。
B. カメラマンも「滑りながら」撮る(上級者向け・要ジンバル)
周囲に人がいない広いゲレンデで、安全に十分配慮して行いましょう。
テクニック③:【追い撮り】フォローカム
- カメラマンが被写体の「後ろ」を、一定の距離を保ちながら滑り、撮影します。
- 被写体がターンする軌跡や、滑りのリズム感を捉えることができます。
- 必須アイテム: この撮影では「ジンバル」が必須です。手持ちでは振動でブレてしまい、まともな映像になりません。
テクニック④:【最難関】セルフィー(自撮り) / バックショット
- これが最も危険で、最もカッコいい撮り方です。
- カメラマンが被写体の「前」を、後ろ向きに滑りながら撮影します。(※超上級者のみ!)
- 現実的な方法: スマホを「自撮り棒」や「ジンバル」に取り付け、自分の前や後ろに向けて滑ります。これにより、自分と背景のゲレンデを一緒に収めた、迫力ある映像が撮れます。
- 安全確保: この撮影は、必ずコース脇の空いている場所で行い、後方から来る人に絶対ぶつからないよう細心の注意を払ってください。
【応用編】スマホ設定とアプリで差をつける
- 「グリッド線」を必ず表示する カメラ設定で「グリッド線」(3×3のマス目)を表示させましょう。被写体を線が交わる点(三分割法)に配置すると、構図が一気にプロっぽくなります。
- 写真は「バーストモード(連写)」で撮る ジャンプやターンの瞬間は、シャッターボタン長押しで「連写」しましょう。後からベストな一瞬を選べます。
- 動画は「1080p / 60fps」がおすすめ 4Kは綺麗ですがデータが重すぎます。フレームレート(fps)を「60」に設定しておくと、滑らかな映像になり、後から編集でキレイなスローモーションも作りやすいです。
まとめ
ゲレンデでのスマホ撮影は、少しの「準備」と「コツ」で劇的に変わります。
- 準備: バッテリー保温、露出補正(+に!)、(あれば)ジンバル。
- 基本: 止まって「置き撮り(ローアングル)」か「スローモーション」で撮る。
- 上級: 滑りながら撮るならジンバル必須。
安全第一で、他の人の迷惑にならないよう配慮しながら、今シーズンの最高の思い出を、ブレずにカッコよく残しましょう!

