スキー場の特徴
「菅平高原パインビークスキー場」は、長野県上田市に広がる日本最大級のスノーリゾート「菅平高原スノーリゾート」を構成する3つの主要エリア(ダボス・太郎・パインビーク)のうち、最も西側に位置するスキー場です。リゾート全体(全60コース)のリフト券は共通で、山頂付近で「太郎エリア」と接続しており、広大な菅平高原を自由に行き来することが可能です。
パインビークスキー場が他の2エリアと一線を画す最大の特徴は、その「上級者・競技志向の強さ」にあります。麓のベースエリアの標高はすでに1,250mを超え、菅平高原特有の「80%を超える晴天率」と「極上のパウダースノー」という恩恵を受けながらも、そのゲレンデ構成は挑戦意欲を掻き立てるものとなっています。
ゲレンデのシンボルとも言えるのが、最大斜度36度を誇るコブ斜面「チャレンジコース」です。このコースを目当てに訪れるエキスパートスキーヤーは後を絶ちません。さらに、FIS(国際スキー連盟)の公認を受けた大回転コース「チャンピオン」「グランプリ」を擁し、シーズン中は多くのスキーチームや学生がポール練習や大会に訪れる、本格的なトレーニングのメッカともなっています。
もちろん、上級者だけのためのスキー場ではありません。ベースエリアには広々とした緩斜面もあり、初級者やファミリーも安心して練習ができます。また、中級者が快適なカービングターンを楽しめる、美しく圧雪された中斜面もバランス良く配置されています。
もう一つの魅力は、菅平高原エリアで最も充実していると評価の高い「スノーパーク」の存在です。多彩なキッカー(ジャンプ台)やジブアイテム(レールやボックス)がレベル別に整備されており、フリースタイルを楽しむスノーボーダーやスキーヤーにとっても最高の遊び場となっています。
「菅平高原スノーリゾート」という広大なリゾートの一部でありながら、「パインビーク」という独立した名前で呼ばれるにふさわしい、強い個性と専門性を備えたエリア。それが菅平高原パインビークスキー場です。
ゲレンデガイド
菅平高原スノーリゾートの西端に位置し、上級者向けコースとスノーパークが充実したエリアです。
- リフト数(パインビークエリア): 6基
- コース数(パインビークエリア): 26コース
- 最長滑走距離: 約2,600m
- 最大斜度: 36度(チャレンジコース)
- コースレベル: 初級 40% / 中級 30% / 上級 30%
主なコース紹介
- チャレンジコース(上級)
- パインビークの顔とも言える、最大斜度36度の急斜面。シーズンを通して手強いコブが形成される、上級者向けの難関コースです。
- チャンピオンコース(中〜上級)
- FIS公認の大回転コース。広く、うねりのある中斜面が続き、高速カービングやポール練習に最適です。
- グランプリコース(中〜上級)
- チャンピオンコースと並ぶFIS公認コース。こちらも滑りごたえ抜群です。
- パノラマコース(中級)
- 山頂からベースエリアまで滑り込める、景色の良いロングコース。
- ファミリイコース(初級)
- ベースエリアに広がる、広々とした緩斜面。スキー・スノーボードのデビューや練習に最適です。
- スノーパーク
- キッカー、レール、ボックスなど多彩なアイテムが揃う、フリースタイラーに人気のエリアです。
アクセス
〒386-2201 長野県上田市菅平高原1223-146
(1223-146 Sugadairakogen, Ueda-shi, Nagano 386-2201, Japan)
※注意: 上記はパインビークエリアの住所です。「菅平高原スノーリゾート」には複数の入り口があるため、カーナビ等では「パインビークスキー場」を指定することをお勧めします。
公式ウェブサイト
- 菅平高原パインビークスキー場
- 菅平高原スノーリゾート(リゾート全体)

周辺施設
菅平高原エリア全体に、多数の宿泊施設や飲食店が点在しています。
温泉施設
- 菅平高原温泉ホテル
- 太郎エリア近くにあるホテル。温泉大浴場(日帰り利用可否は要確認)が楽しめます。
- ペンション EST(エスト)
- 準天然・光明石温泉(人工温泉)の大浴場を備えたペンション。
宿泊施設
- 菅平サンホテル
- 太郎エリア「日の出ゲレンデ」目の前の好立地。パインビークからも比較的近い位置にあります。
観光地
飲食店
- 焼きカレー屋 MEL’S(メルズ)
- 太郎エリア近く。熱々の焼きカレーが人気の有名店。
- Diamond Dust Cafe(ダイヤモンドダストカフェ)
- 太郎エリア「天狗ゲレンデ」近く。本格的なグルメバーガーが味わえるカフェ。

