戸隠スキー場ガイド

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スキー場の特徴

長野県長野市、古くから信仰の地として知られる戸隠山の麓に広がる「戸隠スキー場」は、その圧倒的な雪質と息をのむような絶景で、多くのスキーヤーやスノーボーダーを魅了し続ける名門スキー場です。1963年(昭和38年)に国設村営スキー場として開設されて以来、長い歴史の中で培われた信頼と、常に進化し続ける施設が融合しています。

戸隠スキー場の最大の魅力は、なんといっても「魔法の粉雪」と称される極上のパウダースノーです。日本海から流れてくる湿った雪雲が、妙高連峰や北アルプスの山々を超える際に水分を落とし、戸隠にたどり着く頃には驚くほど軽く、乾いた雪だけが降り積もります。このため、雪が降った翌朝は、まるで無重力のような浮遊感を味わえる最高のパウダーライディングが楽しめます。

ゲレンデトップの瑪瑙(メノウ)山山頂は標高1,748mに達し、そこから広がる360度のパノラマビューは圧巻の一言。正面には雄大な戸隠連峰がそびえ立ち、振り返れば北アルプス、妙高山、黒姫山、斑尾山、そして遠くには富士山までをも一望できます。この絶景は、滑走の疲れを忘れさせるほどの感動を与えてくれます。

コースバリエーションも豊富で、初心者から上級者まで誰もが満足できる全19コースがレイアウトされています。特に上級者を唸らせるのが、名物「チャンピオンコース」。最大斜度31度を誇る一枚バーンは、美しく圧雪されたグルーミングバーンとして知られ、基礎スキーヤーのメッカともなっています。ほかにも、コブが続く「チャレンジコース」や、非圧雪の急斜面「アドベンチャーコース」など、滑り応えのあるコースが揃っています。

一方で、ファミリー層や初心者にも手厚いのが戸隠のもう一つの顔です。特に大人気なのが「忍者スロープ」。第4ペアリフト沿いに設置されたこのコースは、「波渡りの術(ウェーブ)」、「筒抜けの術(トンネル)」、「巻物ポール」など、忍者の修行をテーマにした様々なアトラクションが設置されており、子供たちが遊びながら自然とスキーの基本技術を身につけられると好評です。また、初級者向けの「お仙水コース」や「ドリームコース」は、広々とした緩斜面で、山頂からの絶景を楽しみながらゆったりとクルージングが可能です。

スキー場周辺には、パワースポットとして名高い「戸隠神社」があり、スキーと合わせて参拝するのもおすすめです。また、冷えた体を温める温泉施設や、本場の「戸隠そば」を味わえる飲食店、趣のある宿坊など、アフタースキーの楽しみも充実しています。

ゲレンデガイド

戸隠スキー場は、7基のリフトが効率よく配置され、全19コースの多彩なゲレンデにアクセスできます。標高差と自然の地形を活かしたコースは、滑るたびに新しい発見があります。

  • リフト数: 7基
    • 第2ロマンスリフト(ペア)
    • 第3クワッドリフト(高速4人乗り)
    • 第4高速ペアリフト
    • 第5高速ペアリフト
    • 第6クワッドリフト(高速4人乗り)
    • 中社第1ペアリフト
    • 中社第2ペアリフト
  • 総コース数: 19コース
  • コース難易度:
    • 初級: 30% (4コース)
    • 中級: 40% (8コース)
    • 上級: 30% (7コース)

主なコース紹介

  • 【上級】チャンピオンコース: 最大斜度31度。戸隠名物の一枚バーン。整地された急斜面はカービングターンに最適。
  • 【上級】チャレンジコース: 最大斜度26度。中盤から現れるコブが上級者の挑戦意欲を掻き立てます。
  • 【上級】アドベンチャーコース: 最大斜度24度。ダイナミックな地形と非圧雪パウダーが楽しめるコース。
  • 【中級】メノウコース: 山頂からのロングコース。戸隠連峰や北アルプスを望む絶景尾根コース。
  • 【中級】しらかばコース: 適度な中斜面が続く、滑りやすい人気のコース。
  • 【初級】お仙水コース: 山頂から下りられる迂回ロングコース。初級者でも山頂からの絶景を楽しめます。
  • 【初級】ドリームコース: ベースエリアにある広々とした緩斜面。練習に最適です。
  • 【初級】忍者スロープ: 第4リフト沿い。ウェーブやトンネルなどのアトラクションがあり、子供に大人気。

アクセス

  • 住所: 〒381-4101 長野県長野市戸隠3682
  • (3682 Togakushi, Nagano-shi, Nagano 381-4101, Japan)

公式ウェブサイト

  • 戸隠スキー場 公式サイト
戸隠スキー場【公式】 | 長野市戸...

周辺施設

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宿泊施設

観光地

飲食店(戸隠そば)

飲食店(その他)

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この記事を書いた人

世界中のスキー場情報を発信しています。
世界中のスキーリゾートを回り、最高の雪質を求めています。
個人的にはウィスラーが大好き!でも、日本の雪も世界に誇れる最高の雪!

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