スキー場の特徴
「苗場スキー場」は、新潟県湯沢町に位置する、日本のスキーリゾート文化を牽引してきた「キング」とも言うべき存在です。その最大の特徴は、「苗場プリンスホテル」に直結したゲレンデが織りなす、圧倒的な利便性とエンターテインメント性を備えた国内屈指の「マウンテンリゾート」であることです。ホテルから一歩出れば、そこはもうゲレンデ。このスキーイン・スキーアウトの快適さは、他のリゾートの追随を許しません。
苗場の歴史は、日本のスキーブームと深く結びついています。特に、1981年から続く松任谷由実(ユーミン)による冬のコンサート「SURF&SNOW in Naeba」は、リゾートスキーの象徴的なイベントとしてあまりにも有名であり、苗場を単なるスキー場ではなく、冬の文化を発信する特別な場所へと押し上げました。
ゲレンデは、総面積約134ヘクタール、24の多彩なコースを誇ります。FISワールドカップが開催された「大斜面」や、最大斜度39度にも達する非圧雪の急斜面など、トップスキーヤーを唸らせるハードなコースから、標高1,789mの山頂から最長4kmにわたって滑り降りる爽快なロングクルージングコース、そして広々としたファミリー向けの緩斜面まで、あらゆるレベルの滑走者を受け入れる懐の深さを持っています。
苗場のスケールは、それだけにとどまりません。日本最長5,481mを誇るゴンドラ「ドラゴンドラ」によって、隣接する「かぐらスキー場(田代エリア)」と結ばれており、「Mt. Naeba」として日本最大級の広大なスノーエリアを形成しています。これにより、苗場のリゾートステイを楽しみながら、かぐらのディープパウダーエリアへも足を延ばすことが可能となっています。
ファミリー層への配慮も万全で、「わくわくファミリースノーランド」などのキッズパークが充実し、小学生以下のリフト券が無料というサービスも魅力です。また、ナイター営業、スノーパークも完備。ホテル内には数十軒のレストラン、ショップ、温泉施設が揃っており、滑走後のアフタースキーも完璧に楽しむことができます。歴史と革新、利便性と本格的な滑りが共存する、まさに日本を代表するスノーリゾートです。
ゲレンデガイド
ホテル前の広大なゲレンデと、ドラゴンドラで繋がる「かぐら」エリアが、無限の滑走バリエーションを提供します。
- リフト数: 12基(ゴンドラ 3基 含む)
- コース数: 24コース
- 最長滑走距離: 4,000m
- 最大斜度: 39度(スプラッシュボウル)
- 標高差: 889m (トップ 1,789m / ボトム 900m)
- コースレベル: 初級 40% / 中級 30% / 上級 30%
主なコース紹介
- 第4ゲレンデ(初級)
- 苗場プリンスホテルの目の前に広がる、最もアクセスしやすい緩斜面。スキーデビューやファミリーの練習に最適です。
- 大斜面(中〜上級)
- かつてワールドカップも開催された、苗場を象徴する一枚バーン。美しい圧雪バーンでの高速カービングが楽しめます。
- ダウンヒルコース(中級)
- 第1ゴンドラで登る山頂エリアから、第2ゴンドラ中間駅までを結ぶロングコース。変化に富んだ地形を楽しめます。
- スプラッシュボウル(上級)
- 最大斜度39度を誇る非圧雪コース。降雪後は、極上のパウダーが楽しめる上級者向けのチャレンジングな斜面です。
- ドラゴンドラ連絡コース(初級)
- 日本最長のゴンドラ「ドラゴンドラ」へ向かうための連絡コース。
アクセス
〒949-6292 新潟県南魚沼郡湯沢町三国202
(202 Mikuni, Yuzawa-machi, Minamiuonuma-gun, Niigata 949-6292, Japan)
公式ウェブサイト
- 苗場スキー場(プリンススノーリゾート)

周辺施設
温泉施設
- 苗場温泉(苗場プリンスホテル内)
- ホテル宿泊者(一部プラン除く)や、日帰り入浴(有料)で利用可能な温泉。
- 雪ささの湯
- 苗場エリアにある日帰り温泉施設。源泉かけ流しの濁り湯が特徴。
- 貝掛温泉
- 「日本三大目の温泉」として知られる秘湯。苗場から車でアクセス可能。
- 三国峠温泉 御宿本陣
- 苗場エリアにある温泉旅館。
宿泊施設
- 苗場プリンスホテル(ゲレンデ直結)
- スキー場に直結した、苗場リゾートの中核をなす大規模ホテル。
観光地・飲食店
- かぐらスキー場
- 「ドラゴンドラ」で直結。広大なバックカントリーとパウダーが楽しめます。
- 越後湯沢駅 CoCoLo湯沢・がんぎ通り
- 帰りの拠点となる越後湯沢駅構内の施設。「ぽんしゅ館」での利き酒や、新潟グルメ、お土産の購入が楽しめます。
- ホテル内レストラン
- 苗場プリンスホテル内には、和洋中、ビュッフェ、カフェ、バーなど数十軒の飲食店が揃っています。

