スキー場の特徴
ひらや高原スキー場は、長野県下伊那郡平谷村に位置する信州最南端のスキー場です。愛知・静岡方面からのアクセスが非常に良好で、名古屋や豊田からは下道でも比較的短時間(約90分)で到着できる立地の良さが最大の魅力です。
このスキー場は、「THEファミリーゲレンデ」を掲げており、初心者や小さな子供連れの家族が安心して楽しめる環境づくりに力を入れています。ゲレンデは全体的に緩やかで、スキーやスノーボードのデビューに最適な斜面が中心です。全4本のコースはそれぞれ独立したシンプルなコース編成になっているため、自分のレベルに合わせたコース選びがしやすく、迷子になる心配も少ない設計です。
特に、小さな子供や初心者のための設備が充実しています。一番緩やかなAコースには2基のスノーコンベア(動く歩道)が設置されており、リフトが苦手な方でも安心して上まで登れます。また、専用のキッズパーク(ソリ専用ゲレンデ)には全長42mのベルトコンベアが完備され、ソリ遊びや雪遊びを存分に楽しめます(入場料あり)。
ひらや高原スキー場は、スノーボードも全面滑走可能であり、土日祝日の制限がある近隣のスキー場と比較して、スキー・スノーボードを問わずファミリーで滑走を楽しめる点も特徴です。また、場内には無料休憩室があり、その中には赤ちゃんほっとルームやおむつ替えシートも用意されており、小さな子供連れへの配慮が行き届いています。
ゲレンデのトップ標高は1,030m、ベース標高は950mと標高はやや低めですが、しっかりと人工降雪機を活用して雪質と雪量を維持し、シーズン中の安定的な営業を目指しています。
ゲレンデガイド
ひらや高原スキー場は、シンプルながらも初心者から上級者までが楽しめるよう4本のコースで構成されています。
ゲレンデガイド
- リフト数: 4基
- コース数: 4コース
- 最長滑走距離: 1,000m
- 最大斜度: 25度
- コースレベル: 初級 65% / 中級 25% / 上級 10%
主なコース紹介
- Aコース(初級)
- 上部が少し斜度のある緩斜面、下部はほとんど斜度感のない超緩斜面。2基のスノーコンベアを設置。
- Bコース(初中級)
- メインコースの一つ。緩めの中斜面で、コース整備も良好。
- Cコース(中上級)
- スキー場内で最大の斜度を誇る。朝方は雪が締まっていることが多く、上級者の練習に適している。
- Dコース(初級)
- 初心者向けの緩斜面で、Aコースと並んで練習しやすいコース。
- キッズパーク
- ソリ専用ゲレンデ。全長42mのベルトコンベア(動く歩道)で楽々。
アクセス
住所: 長野県下伊那郡平谷村新町1511
(1511 Shinmachi, Hiraya, Shimoina-gun, Nagano 395-0601, Japan)
■ お車での行き方 国道153号沿いにあり、愛知県(名古屋・豊田方面)からのアクセスが非常に便利です。
- 名古屋・関西方面より:
- 最寄りIC: 中央自動車道 園原(そのはら)IC から約30分 (※園原ICは名古屋方面からの出口のみ利用可能です)
- ルート: 園原IC下車後、県道経由で国道153号に出て「豊田・平谷」方面(南)へ進んでください。
- 下道ルート: 豊田市方面から猿投グリーンロードを経由し、そのまま国道153号を北上するルートも一般的です(力石ICから約60分)。
- 東京・長野方面より:
- 最寄りIC: 中央自動車道 飯田山本(いいだやまもと)IC から約25分
- ルート: 飯田山本IC下車後、国道153号を「平谷・豊田」方面(南)へ直進してください。
■ 電車・バスでの行き方 電車の駅からは離れているため、バスへの乗り換えが必要です。
- 最寄り駅: JR飯田線 飯田(いいだ)駅
- 駅からのアクセス:
- 路線バス: 飯田駅前より「信南交通バス(駒場・根羽線)」に乗車し、約60分。「平谷(ひらや)」バス停下車、徒歩すぐ。
- タクシー: 飯田駅から約40~50分。
■ 冬季の注意 主要国道(R153)沿いで除雪体制は整っていますが、標高約900m~1,000mの山間部を通行するため、スタッドレスタイヤまたはチェーンの装着が必須です。
公式ウェブサイト
- ひらや高原スキー場
周辺施設
温泉施設
- 信州平谷温泉 ひまわりの湯
- 美肌に効果がある重曹泉(美人の湯)として知られる日帰り温泉。広々とした庭園露天風呂が人気。
宿泊施設
- 平谷高原コテージ
- 全棟に薪ストーブが付いているコテージ。暖炉のぬくもりの中でゆっくり過ごせる。
- ひまわりの館
- 温泉施設「ひまわりの湯」に隣接する宿泊施設。
- せせらぎの里けいしょう館
- 山村体験宿泊施設。研修合宿などにも利用可能。


