オニコウベスキー場ガイド

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スキー場の特徴

オニコウベスキー場は、宮城県屈指の温泉地である鳴子温泉郷のさらに奥、山形県や秋田県との県境に近いカルデラ地形の中に位置するスノーリゾートです。ヨーロッパのアルプスを思わせる赤い三角屋根の「ホテルオニコウベ」をベースに、異国情緒あふれる雰囲気が漂います。

【極上の雪質とスケール感】 このスキー場の最大の魅力は、内陸部特有の湿気の少ない「ドライパウダースノー」です。周囲を高い山々に囲まれた盆地地形のため、冷気が溜まりやすく、良質な雪が降り積もります。降雪後の非圧雪コースでは、スプレーを上げながらの極上のパウダーランを楽しむことができ、県内外のパウダーフリークを唸らせています。 また、宮城県内では数少ない「ゴンドラ(テレキャビン)」を有するスキー場でもあります。ゴンドラを一気に登れば、山頂から麓まで約3kmにも及ぶロングクルージングが可能。リフトを乗り継ぐストレスなく、長い距離を滑走できる爽快感はオニコウベならではの醍醐味です。

【初心者から上級者まで満足させるコースバリエーション】 コースレイアウトは多彩で、初心者やファミリーにはホテル前の緩やかな「メランジュコース」や、林間をゆったり滑る「ロデオコース」がおすすめ。中級者には山頂から景色を楽しみながら滑り降りる「スネークコース」、そして上級者には最大斜度30度オーバーの「ディアコース」など、レベルに応じた住み分けがしっかりできています。特に上級者コースは、コブ斜面や新雪エリアなど挑戦しがいのあるバーンが揃っています。

【リゾートホテル直結の利便性】 ゲレンデの目の前にはスイス・チロル風の建築が美しい「ホテルオニコウベ」が隣接しており、いわゆる「スキーイン・スキーアウト」が可能です。宿泊すれば、朝一番のファーストトラックを狙うことも容易で、疲れたらすぐに部屋に戻って休憩することもできます。ホテル内には展望温泉大浴場があり、雪見風呂で冷えた体を温める至福の時間を過ごせます。

【ファミリーへの配慮】 独立したキッズパーク「雪遊び広場」があり、スキーをしない小さなお子様でも安心してそり遊びや雪だるま作りを楽しめます。ファミリー層から上級者まで、それぞれの楽しみ方で冬の一日を満喫できる、総合力の高いリゾートスキー場です。

ゲレンデガイド

ゴンドラを軸に、山頂から放射状に広がるコースと、ベース付近のファミリー向けエリアで構成されています。

リフト設備

  • テレキャビン(ゴンドラ): 6人乗り。山麓から山頂近くまで一気に輸送し、寒さを防ぎながら快適に移動できます。
  • 第1ペアリフト: ベース付近の初心者コースをカバー。
  • 第2ペアリフト: 中腹から山頂エリアをカバーする、中・上級者向けリフト。
  • 第6リフト: 週末や混雑時などに運行されるエリア用(※運行状況要確認)。

コース紹介

1. スネークコース(中級)

  • 特徴: ゴンドラ山頂駅からベースまで続く、全長約3,000mのメインコース。
  • 難易度: ★★★☆☆
  • 解説: 適度な斜度変化があり、カービングターンで気持ちよくロングターンを描けます。オニコウベのメインストリートです。

2. ロデオコース(初・中級)

  • 特徴: 林の中を縫うように滑る迂回コース。
  • 難易度: ★★☆☆☆
  • 解説: 斜度が緩やかで景色が良いコース。初心者でも山頂からの景色を楽しんだ後、このコースを使えば下山可能です。

3. メランジュコース(初級)

  • 特徴: ホテル前の広々とした緩斜面。
  • 難易度: ★☆☆☆☆
  • 解説: コース幅が広く、ほぼフラットなため、デビューや練習に最適。ナイター営業(特定日)もここで行われます。

4. ディアコース(上級)

  • 特徴: 最大斜度30度を超える急斜面。
  • 難易度: ★★★★★
  • 解説: 降雪後はパウダー、晴天続きの際はコブ斜面となる難関コース。腕自慢のスキーヤー・スノーボーダーが集まります。

5. ラビットコース(初・中級)

  • 特徴: 第1リフト沿いの素直なバーン。
  • 難易度: ★★☆☆☆
  • 解説: 基礎練習を繰り返すのにちょうど良い長さと斜度です。

アクセス

住所 〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字小向原9-55

(9-55 Komukaihara, Onikoube, Naruko-onsen, Osaki-shi, Miyagi-ken, 989-6941, Japan)

アクセス補足

  • 車: 東北自動車道「古川IC」より国道47号・108号経由で約40分〜50分。
  • 電車: JR陸羽東線「鳴子温泉駅」より、大崎市営バス(鬼首線)で約35分「リゾートパークオニコウベ」下車。
  • ※山道(峠道)を通るため、スタッドレスタイヤおよびチェーンの携行を強く推奨します。

公式ウェブサイト

オニコウベスキー場(リゾートパークオニコウベ)

周辺施設

日本有数の温泉地「鳴子温泉郷」エリアにあるため、立ち寄り湯や観光スポットが充実しています。

♨️ 温泉・宿泊

  • リゾートパーク ホテルオニコウベ
    • スキー場直結。欧風リゾートの雰囲気漂うホテル。日帰り入浴も可能な展望風呂があります。
  • 鳴子温泉郷
    • スキー場から車で約20〜30分。こけしと硫黄泉で有名な温泉街。多種多様な泉質の湯めぐりが楽しめます。

🌋 観光・アクティビティ

関連サイトリンク

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この記事を書いた人

世界中のスキー場情報を発信しています。
世界中のスキーリゾートを回り、最高の雪質を求めています。
個人的にはウィスラーが大好き!でも、日本の雪も世界に誇れる最高の雪!

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