スキー場の特徴
小野川温泉スキー場は、山形県米沢市の奥座敷として知られる小野川温泉のすぐそばに位置する、地域密着型のスキー場です。温泉街から徒歩約5分という恵まれた立地にあり、「温泉旅行と雪遊び」をセットで楽しめる点が最大の魅力となっています。
ゲレンデは、標高差122m、最長滑走距離500mというコンパクトな規模ながら、最大斜度17度、平均斜度12度という広々としたなだらかな一枚バーンが特徴です。この緩やかな斜面構成は、スキー初心者や小さな子供連れのファミリーにとって最適であり、安心して練習や雪遊びを楽しむことができます。混雑も比較的少なく、地元住民や家族連れに長年愛されてきた温かい雰囲気があります。
運営はNPO法人おのがわによって行われており、地域でスキー場を存続させようという熱意が込められています。スキーセンターには、休憩室や更衣室、軽食を提供するレストランも完備されており、小野川温泉の名物である「ラジウム温泉玉子」を使ったメニューなども楽しめます。
また、特筆すべきサービスとして、プライベートゲレンデ(貸し切り)の利用が可能です。仲間内でのスキー大会やイベント、撮影会など、自分たちだけの空間としてゲレンデを独占できるプランがあり、多様なニーズに応えています。
アフタースキーの楽しみは、もちろん小野川温泉での湯浴みです。1200年の歴史を持つ名湯は、小野小町が病を癒したという伝説もあり、冷えた体を芯から温め、旅の疲れを癒してくれます。スキーと温泉という日本の冬の醍醐味を存分に満喫できる、癒し系のゲレンデです。
ゲレンデガイド
- 総コース数: 1本(一枚バーン)
- 総面積: 約9ha
- ゲレンデ標高差: 122m(トップ:462m / ベース:340m)
- 最大斜度: 17度
- 最長滑走距離: 500m
- リフトの数: 1基(ペアリフト)
- コース構成(斜面構成):
- 初級:70%
- 中級:30%
- 上級:0%
- 特徴:
- 広くてなだらかな一枚バーンが主体で、特に初心者やファミリーの練習、雪遊びに最適です。
- 上部に行くにつれて斜度が増すため、初級者から中級者へのステップアップにも利用できます。
- 子供向けのソリ遊び専用スペースも設けられており、小さな子供でも安全に雪遊びを楽しめます。
- スキーセンターでは、スキー・スノーボード用品のレンタルも行っています。
アクセス
住所:山形県米沢市小野川町字志田1881-1
(1881-1, Aza Shida, Onogawamachi, Yonezawa-shi, Yamagata, Japan)
- 交通アクセス:
- 車:
- 東北中央自動車道 米沢中央ICより、米沢市役所経由で約25分(約10.5km)。
- 無料駐車場(約100台)あり。
- 電車・バス:
- JR山形新幹線 米沢駅下車。
- 米沢駅より山交バス「小野川温泉・白布温泉行き」に乗車し、約27分(駐車場前下車)。
- タクシーで約20分。
- 車:
公式ウェブサイト
- 小野川温泉スキー場
周辺施設
小野川温泉スキー場は、温泉街に近接しているため、温泉関連施設や宿泊施設が充実しています。
温泉施設
- 小野川温泉
- 1200年の歴史を持ち、小野小町伝説と「美肌の湯(ラジウム泉)」、そして夏のホタルや冬のかまくらで知られる米沢の奥座敷。
- 共同浴場「尼湯(あまゆ)」
- 温泉街のちょうど中心に位置し、シンボル的な外観で観光客も気軽に立ち寄りやすい、小野川温泉を代表する共同浴場。
- 共同浴場「滝の湯」
- 温泉街の奥まった高台にあり、源泉に近いためキリッと「熱めのお湯」が特徴の、温泉通や地元の人々に愛される共同浴場。
宿泊施設
- 鈴の宿 登府屋旅館
- 車椅子でも安心の「完全バリアフリー」環境と、色とりどりの鈴の絵付け体験が楽しめる、三世代旅行に優しい温泉宿。
- 亀屋万年閣
- 創業当時のレトロな木造建築の風情を残し、加水・加温なしの「源泉100%掛け流し」に徹底してこだわる隠れ家的な老舗旅館。
- 高砂屋
- 温泉街を見下ろす名物展望風呂「寿海(じゅかい)の湯」と、とろける食感の米沢牛料理を心ゆくまで堪能できる、温かいおもてなしの宿。
観光地
- 甲子大黒天本山(きのえねだいこくてんほんざん)
- 財運・開運招福のご利益があるとされる修験道寺院。腕念珠づくり体験なども可能。
- ほたる公園
- 夏にはホタル観賞ができる公園。温泉街から近い川沿いに位置。
- ラジウム玉子作り体験
- 温泉の熱を利用して温泉玉子を作る体験。
- 笹野民芸館
- 米沢に伝わる伝統工芸品「笹野一刀彫」の展示販売や絵付け体験が可能。
飲食店
- 小野川温泉飲食店
- 温泉街には、食事処や土産物屋などがあります。観光客向けの複合施設もございます。。

