スキー場の特徴
国設阿寒湖畔スキー場【ウタラ】は、阿寒摩周国立公園という特別なロケーションの中に広がる、絶景と極上の雪質を誇るスキー場です。アイヌ語で「人々・同胞」を意味する「ウタラ」の名が示す通り、地元の人々から観光客まで、多くの人々に愛されています。
このスキー場の最大の魅力は、なんといってもその圧巻のロケーションです。リフトを降り立つと、眼下には白銀に輝く阿寒湖と、その向こうにそびえる雄大な雄阿寒岳(おあかんだけ)の大パノラマが広がります。この景色の中を滑り降りる爽快感は、他では決して味わうことのできない格別な体験です。
内陸性の気候がもたらす雪は、水分が少なくサラサラとした極上のパウダースノー。ゲレンデは美しく圧雪され、最高のコンディションでカービングターンを楽しむことができます。コースは全体的に幅が広く、見通しが良いレイアウトになっており、初心者や家族連れでも安心して滑ることができます。一方で、山頂から滑り降りるパノラマコースは、変化に富んだ斜面で中・上級者も十分に満足させる滑りごたえがあります。
スキーを楽しんだ後は、すぐそばに広がる阿寒湖温泉街で冷えた体を温めることができるのも大きな利点です。美しい自然、良質な雪、そして温泉と、冬の北海道の魅力が凝縮された、心からリフレッシュできるスノーリゾートです。
ゲレンデガイド
阿寒湖の絶景を楽しみながら滑れる、シンプルながらも満足度の高いコースレイアウトです。
- リフト数: 2基 (ペアリフト)
- コース数: 4コース
- コース難易度:
- 初級: 40%
- 中級: 40%
- 上級: 20%
- スノーボード: 全面滑走可能
主なコース
- パノラマコース(中・上級): 全長1,200m。山頂から阿寒湖に向かって滑り降りるメインコース。美しい景色と共に、変化に富んだ滑りを楽しめます。
- かもしかコース(初・中級): 全長800m。林間を抜ける緩やかなコースで、初心者でも安心してロングランが楽しめます。
- まりもコース(初級): 平均斜度10度の広々とした緩斜面。スキー・スノーボードの練習に最適です。
- ファミリーゲレンデ(初級): スキー場下部に位置し、小さな子供連れのファミリーが安心して楽しめるエリアです。
アクセス
〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉
(Akankoonsen, Akan-cho, Kushiro-shi, Hokkaido 085-0467, Japan)
- 車でのアクセス:
- 釧路市内から約90分
- たんちょう釧路空港から約60分
- 女満別空港から約70分
- 公共交通機関でのアクセス:
- JR釧路駅から阿寒バス(阿寒線)で約2時間、「スキー場入口」下車
- たんちょう釧路空港から阿寒エアポートライナーで約70分
公式ウェブサイト
NPO法人 阿寒観光協会まちづくり推進機構:
※スキー場単独の公式サイトはなく、観光協会のサイトが主な情報源となります。

周辺施設
温泉施設・宿泊施設
阿寒湖畔は北海道を代表する温泉地であり、スキー場周辺には温泉を備えたホテル・旅館が多数あります。
- あかん遊久の里 鶴雅 / あかん湖鶴雅ウイングス: 阿寒湖を代表する大型リゾートホテル。多彩な温泉と食事が魅力。
- ニュー阿寒ホテル: 絶景のインフィニティ・スパが人気のホテル。
- 阿寒の森 鶴雅リゾート 花ゆう香: 女性やカップルに人気の、華やかな雰囲気の温泉リゾート。
- ホテル御前水: 阿寒湖の遊覧船乗り場の目の前に位置する老舗ホテル。
観光地
- 阿寒湖アイヌコタン: 北海道最大のアイヌの集落(コタン)。アイヌの伝統文化に触れることができ、民芸品店や飲食店が軒を連ねます。
- 阿寒湖氷上フェスティバルICE・愛す・阿寒「冬華美」: 真冬の阿寒湖の氷上で行われる冬の祭典。氷切り体験やミニゲーム、そして毎夜打ち上げられる冬の夜空を彩る花火は必見です。今シーズンは、2026年2月1日(日)~3月2日(月)開催予定。
- 阿寒湖のフロストフラワー・ワカサギ釣り: 厳冬期には、湖面に氷の華「フロストフラワー」が咲くことも。また、凍った湖上でのワカサギ釣りも冬の阿寒湖ならではのアクティビティです。
- 阿寒湖畔エコミュージアムセンター: 阿寒摩周国立公園の自然について学べる施設。
飲食店
阿寒湖温泉街には、地元の食材を活かしたレストランやカフェ、居酒屋が多数あります。
- 食事と喫茶の店 奈辺久: 「わかさぎ天丼」や「阿寒やきとり丼」などが人気の食堂。
- 郷土料理の店 両国: ヒメマス料理や行者ニンニクなど、地元の郷土料理を味わえます。
- 温泉工房あかん: 温泉で蒸した「温泉蒸しプリン」が名物。
関連サイトリンク
- SURF&SNOW
- weathernews スキー&スノボCh.
- HOKKAIDO LOVE! (北海道観光公式サイト)
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