スキー場の特徴
「治部坂高原スキー場」は、長野県の最南端、日本一の星空で知られる阿智村の治部坂高原に位置するスキー場です。標高1,187mの治部坂峠に広がるゲレンデは、国道153号線に直結しており、スキー場入口まで雪道の運転がほとんどないという抜群のアクセスを誇ります。名古屋方面から約100分、浜松方面からも約120分と、中京・東海・三河方面から日帰りで訪れるスキーヤー・スノーボーダーにとって、最も身近な信州のスキー場の一つとして絶大な人気を集めています。
最大の特徴は、ゲレンデ構成が「初級者70%・中級者20%・上級者10%」という、徹底したファミリー・ビギナーフレンドリーな設計である点です。ゲレンデ下部には、ソリや雪遊び専用の「スレッドゲレンデ」が設けられており、スキーやスノーボードをしない小さなお子様連れでも安心して楽しめます。ここには全長150mの動く歩道「動くほど王」が完備されており、登りの負担なく繰り返し遊べるため、子供たちのゲレンデデビューに最適です。
メインとなる第1ゲレンデも、広々とした緩斜面が中心で、初めてスキー・スノーボードに挑戦する人や、久しぶりに滑る人が足慣らしをするのに最適な環境です。
一方で、コンパクトながら滑りごたえのあるコースも備えています。第2ゲレンデは最大斜度30度の中・上級者向けバーンとなっており、腕試しに最適なコブ斜面も設置されます。さらに第3ゲレンデは、降雪後にはパウダーが楽しめる非圧雪エリアとなったり、練習用のショートポールが設置されたりと、中・上級者のニーズにも応えています。
スキー場は国道153号線で最も標高の高い地点にあり、標高の高さがもたらす良質な雪質も魅力です。また、冬以外のグリーンシーズンには、ゲレンデが「100万本のコスモスガーデン」に姿を変え、リフトに乗りながら花畑を眺めることができ、四季を通じて楽しめる高原リゾートとなっています。
ベースエリアの観光センター内にあるレストラン「治部亭」では、地元の名物「元祖御平幣餅(五平餅)」を味わうことができ、滑走後の空腹を満たしてくれます。日本一の星空で有名な阿智村に位置することから、スキーと合わせて星空観賞や、近くの「昼神温泉郷」での宿泊を組み合わせたプランも人気です。
ゲレンデガイド
初級者から上級者まで、レベルに応じてエリアが分かれており、誰もが安心して楽しめるゲレンデ構成です。
- リフト数: 3基(ペアリフト3基)+ 動く歩道1基
- コース数: 4コース
- 最長滑走距離: 1,200m
- 最大斜度: 30度
- コースレベル比率: 初級 70% / 中級 20% / 上級 10%
主なコース・エリア紹介
- 第1ゲレンデ (初級): ベースエリアに広がるメインゲレンデ。幅が広く斜度も緩やかなため、初心者やファミリーが安心して練習できるエリアです。
- 第2ゲレンデ (中級・上級): 中腹から上部に位置する、スキー場最難関のバーン。最大斜度30度の滑りごたえのある斜面で、脇にはコブ斜面も設置されます。
- 第3ゲレンデ (中級・上級): 中級者の練習や、降雪後の非圧雪パウダーランが楽しめるコース。ショートポールが設置されることもあり、基礎練習にも向いています。
- スレッドゲレンデ (ファミリー向け): ゲレンデ下部にあるソリ・雪遊び専用エリア。動く歩道「動くほど王」が完備されており、小さなお子様連れに人気です。
アクセス
住所: 〒395-0501 長野県下伊那郡阿智村浪合1192
(1192 Namiai, Achi-mura, Shimoina-gun, Nagano 395-0501, Japan)
■ お車での所要時間
- 名古屋方面より: 中央自動車道 園原IC から約25分
- 東京方面より: 中央自動車道 飯田山本IC から約20分
■ ルート 各インターチェンジ下車後、国道153号 を「豊田・平谷」方面へ直進。
■ 冬季の注意 標高約1,200mのため、冬季(12月〜3月頃)はスタッドレスタイヤまたはチェーンの装着が必須です。
公式ウェブサイト
- 治部坂高原スキー場
周辺施設
スキー場が位置する阿智村は、「日本一の星空」と「昼神温泉」で有名な観光地です。
温泉施設
- 昼神温泉郷: スキー場から車で約20〜30分。日本有数の「美人の湯」として知られる温泉郷。
- 不動温泉 華菱: スキー場から車で約10分と近い、アルカリ単純泉の一軒宿。
宿泊施設
観光・アクティビティ
- 天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー(ヘブンスそのはら): スキー場から車で約20分。ゴンドラで登り、標高1,400m地点で星空を観賞する人気ツアー。
- 治部坂高原コスモスガーデン: スキー場のグリーンシーズン(夏〜秋)の姿。
- 茶臼山高原: 愛知県の最高峰。冬は隣接する「茶臼山高原スキー場」もあります。


