スキーのグランドトリック、基本の10の動きとポイント!!

by snowmaster
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はじめてのグランドトリックと練習方法

スノーボードなどではおなじみのグランドトリックですが、近年ではロッカースキーなどの登場により、スキーでも簡単にグランドトリック(グラトリ)ができるようになってきました。

スキーのグラトリを行う上で、まずは最初に知っておきたい10の基本的なテクニックをゲレンデで練習しましょう!

この動画では、以下の1から10の動作を紹介しています。



トリック1:「ポッピング」

まず、最も基本となるのが、「ポッピング」です。スキーを滑らせながら真上に踏み切ってジャンプし着地します。このポッピングは、キッカーに入るときの踏切りやボックスに乗るときの最初の動作になります。まずは平地で練習します。

トリック2:「オーリー」

オーリーは、手を前に大きく振って、少し後ろに傾くようにジャンプすることで、スキーのトップが上がり、その反動で、テールで雪を蹴り上げて、テールもジャンプします。ものを飛び越えたりするときに使うトリック

トリック3:「ジャンプ」

垂直に踏切り、着地も斜面に対して垂直に着地できるように練習するのがジャンプのコツ。すべてのジャンプの基本的な動作になります。スキーのトップやテールが先に地面につかないように、スキー板全体が同時に斜面につく感じです。小さいバンプなどを利用して、何度も練習しましょう。

トリック4:「セーフィティー・グラブ」

ジャンプしたのちに、空中でそのままスキー板をつかむトリックです。トリック3のジャンプで垂直に踏み切った後に、脚をさらに引き上げてスキー板をグラブします。初心者だと焦ってジャンプと同時に板を引き上げようとしてしまいがちですが、こうするとジャンプそのものの踏切りがうまくいかなくなるため、しっかりジャンプして最高点に到達してからモモを引き上げてくるような2段階で行うイメージを持つとうまくいきます。

トリック5:「シフティー」

シフティーは、体の軸はまっすぐ前を向き、体をひねって90度スキー板を横にします。モーグルのツイスターのような形で、上半身と下半身を反対方向に振ります。ボックスを滑るときなどにも使います。最初は下半身を振る向きと反対側に両腕を思いっきり振るとバランスがとりやすくなります。

トリック6:「スイッチ・後ろ滑り」

後ろ向きに滑る技。パーク用の板などは、前も後ろのスキー板が持ち上がっている「ツインチップ」形状になっており、より滑りやすくなっています。スイッチスタンスでの着地後にこの滑りが有効です。最初は少しトップを開いて「逆ボーゲン」のようにして練習します。次のトリック7の180に進むためにはとても重要なスイッチスタンスでの滑りです。

トリック7:「180(ワンエイティ―)」

ジャンプ後180度回転し、スイッチスタンスに切り替える技です。ジャンプ台でも、平地でもできる技です。まずは小さなバンプでジャンプし、右に回転するなら左肩を後ろに入れ、左回転なら右肩を後ろに入れていきます。首もしっかりと回転していく方向を見て、真後ろを向いたら首を止めます。

トリック8:「5050(フィフティフィフティ)オンザボックス」

ボックスの上にスキー板を滑らせますが、この際に、どちらのエッジにも乗らずに真上に、スキーの真ん中に乗ってボックスの上で滑らせます。両板にしっかりと50:50の力加減で乗らないとまっすぐに滑っていきません。

トリック9:「ボックススライド」

シフティーでボックスに乗り、そのまま横滑りさせた後に、前向きに板を戻してボックスをおります。板が横を向いたまま滑っていくので、進行方向側のエッジが引っ掛からないように、やや逆側のエッジに乗るような気持ちで滑らせていきます。

トリック10:「ボックススライド・スイッチ」

シフティーでボックスに乗り、そのまま横滑りさせた後に、後ろ向きにスイッチしながらボックスをおります。180度回転させて、ボックスをおります。踏み切る時にボックスにエッジがかからないようにまっすぐ上に踏み切るようにします。

これら基本10のトリックの中でも1~7のトリックは基本中の基本となるため、緩斜面などで何度も練習して安定してできるようにしていきましょう。

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