ミラノの新ランドマーク「PalaItalia」完全ガイド|場所・アクセス・治安を徹底解説
2026年、雪と氷の祭典がイタリアに帰ってきます。ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピック。その中でも、最も注目を集めている新設アリーナが、ミラノ市内に建設された「ミラノ・サンタジュリア(通称:PalaItalia / パライタリア)」です。(※まだGoogleMap上では空き地になっています。)
「周辺の治安が心配だと聞いたけれど、実際どうなの?」
現地での観戦を計画している方にとって、会場の情報は航空券の手配と同じくらい重要です。本記事では、男子アイスホッケーの熱戦が繰り広げられるこの新会場について、建築デザインの魅力から、旅行者が知っておくべきリアルなアクセス・治安情報まで、現地事情に精通した視点で徹底解説します。
この記事を読めば、会場への不安が消え、2026年のミラノ滞在がより楽しみになるはずです。
ミラノ・サンタジュリア(PalaItalia)とは? 基本スペックとデザイン
ミラノ南東部の再開発エリア「Santa Giulia(サンタジュリア)」地区に誕生するPalaItaliaは、ミラノ・コルティナ2026のために新設される最大規模の屋内競技場です。
Embed from Getty Images1. 競技会場としての概要
主に男子アイスホッケーのメイン会場として使用されます。大会期間中、世界中から熱狂的なファンが集まる場所となるでしょう。
| 項目 | 詳細情報 |
| 正式名称 | PalaItalia Santa Giulia (Arena Santa Giulia) |
| 収容人数 | 最大16,000人(スポーツイベント時) |
| 開催競技 | アイスホッケー(男子) |
| 完成予定 | 2025年後半(大会前のテストイベントに向け建設中) |
| 設計 | David Chipperfield Architects Berlin / Arup |
2. 世界的建築家による「楕円形」のデザイン
設計を手掛けるのは、プリツカー賞受賞歴もある世界的建築家、デイヴィッド・チッパーフィールド氏のチームです。
特筆すべきは、古代ローマの円形劇場を現代的に解釈したような「楕円形のフォルム」と、3つのリングが浮いているように見える構造です。昼間はアルミニウムのチューブが光を反射し、夜はLEDによって建物全体が発光するランドマークとなります。
独自の視点:
単なる「箱」ではなく、オリンピック後もコンサートやイベント会場としてミラノ市民に愛される「広場(Piazza)」としての機能が重視されています。建物周辺には広大なオープンスペースが設けられ、緑豊かな公園と一体化する設計です。
最寄り駅「Rogoredo」を使いこなす
PalaItaliaへのアクセスは、ミラノ市内でも非常に利便性の高い場所に位置しています。しかし、旅行者が注意すべきポイントも存在します。
最寄り駅:Milano Rogoredo(ミラノ・ロゴレード駅)
会場のすぐ近くにあるのが、地下鉄と国鉄が乗り入れるハブ駅「Rogoredo」です。
- 地下鉄 (Metro): 黄色のライン M3線 が直結しています。観光の中心地「Duomo(ドゥオーモ)」駅から乗り換えなしで約15分。非常にスムーズです。
- 高速列車 (Treno): フレッチャロッサ(Frecciarossa)やイタロ(Italo)などの高速列車も停車します。ローマやフィレンツェからミラノへ入る際、中央駅まで行かずにここで下車して会場へ向かうことも可能です。
- 空港アクセス: リナーテ空港(Linate)からも近く、タクシーやバスでのアクセスが容易です。
会場へのルート
駅から会場までは、再開発された緑地公園「Santa Giulia Park」を抜けて徒歩数分のアプローチとなる予定です。大会期間中はシャトルバスや特別な誘導ルートが設定されることが予想されます。
知っておくべき「治安」と「サンタジュリア地区」の再開発
旅行者の皆さんが最も気になる点の一つが「治安」ではないでしょうか。
過去のイメージと現在の変化
かつてRogoredo駅周辺の一部(特に駅の裏手の森など)は、治安が良くないエリアとして知られていました。しかし、これは過去の話になりつつあります。
ミラノ市と警察当局は、オリンピックに向けた「サンタジュリア再開発プロジェクト」の一環として、徹底的な治安改善と環境浄化を行っています。
PalaItaliaの建設は、単に競技場を作るだけでなく、このエリア全体を「スマートシティ地区」へと生まれ変わらせる起爆剤なのです。
- 再開発の規模: 住居、オフィス、商業施設、公園が一体となった巨大な街づくりが進行中。
- 旅行者へのアドバイス:
- 駅のメイン出口やアリーナへ続く道は整備され、大会期間中は警備も厳重になるため、過度な心配は不要です。
- ただし、夜間に人通りの少ない駅の裏側や、整備されていないエリアに不用意に立ち入ることは避けましょう。 これは海外旅行の基本です。
PalaItaliaはミラノの未来を象徴する場所
ミラノ・サンタジュリア(PalaItalia)は、2026年オリンピックの熱狂の中心地となるだけでなく、ミラノという都市が「持続可能な未来」へと進化するシンボルでもあります。イタリアでは、この冬季オリンピックの開催は1つの契機として考えられていて、オリンピックを開催するだけでなく、オリンピック終了後にも観光として集客できることを目指しています。
そのため、イタリアの競技開催エリアでは、オリンピック開催中に未完成の再開発エリアを沢山見ることになるでしょう。

