ミラノ・コルティナ2026聖火台の全貌公開!ダ・ヴィンチに着想を得た「双子の聖火台」とは?

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史上初!2つの都市で同時に燃え上がる「双子の聖火台」その全貌と設置場所

2026年2月、イタリアの空に2つの炎が同時に灯ります。

ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピック・パラリンピック組織委員会は、大会のシンボルとなる「聖火台(Cauldrons)」のデザインと設置場所を正式に発表しました。

これまでのオリンピックの常識を覆す「史上初の試み」や、イタリアが誇る天才レオナルド・ダ・ヴィンチへのオマージュが込められたデザインは、単なるモニュメントの枠を超えた芸術作品と言えます。

本記事では、現地観戦を予定している方やウィンタースポーツファンのために、発表された聖火台の全貌、隠されたテクノロジー、そして設置される象徴的なスポットについて、専門的な視点から徹底解説します。


目次

史上初!2つの都市で「シンクロ」する聖火台

今回の聖火台における最大のトピックは、「2つの異なる都市で、同時に点灯し、同時に消える」という史上初の試みです。

為された「分断」ではなく「融合」

通常、メインの聖火台は開会式が行われるスタジアム(今回はミラノのサン・シーロ)に設置されるのが通例ですが、ミラノ・コルティナ大会は「分散型開催」が大きな特徴です。

  • ミラノ(都市の象徴)
  • コルティナ・ダンペッツォ(山岳リゾートの象徴)

この離れた2つの開催地を「聖火」という光でリアルタイムに結ぶことで、地理的な距離を超えた「団結と調和」を表現します。これは、大会のビジョンである「地域全体の活性化」を体現する強力なメッセージです。

レオナルド・ダ・ヴィンチの遺産「結び目」

公開されたデザインは、イタリア・ルネサンスの巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの作品からインスピレーションを得ています。

「ダ・ヴィンチ・ノット(結び目)」の文様

聖火台の形状は、ダ・ヴィンチが好んで描いた「ダ・ヴィンチ・ノット(結び目)」の幾何学模様をモチーフにしています。 絡み合い、途切れることのない曲線は、以下の意味を内包しています。

  • 自然と人間の創意工夫の融合
  • 永遠に続く時間と循環
  • アスリート、ファン、開催地域の人々の絆

ミラノに長く滞在し、『最後の晩餐』などを残したダ・ヴィンチへの敬意を表すと同時に、イタリアの歴史と現代のデザインが見事に融合しています。


イタリアの匠と最先端技術の結晶|Fincantieriとの協業

この美しいデザインを現実のものにしたのは、イタリアが世界に誇る造船大手Fincantieri(フィンカンティエリ)です。彼らの技術力が、芸術的なデザインに「命」を吹き込みました。

1. 航空機グレードのアルミニウム

聖火台の素材には、航空機にも使用される高品質なアルミニウムが採用されています。

  • 軽量かつ高剛性: 複雑な開閉動作をスムーズに行うための強度を確保。
  • 輝き: 金属特有の光沢が、昼は太陽の光を、夜は聖火の炎を反射し、時間帯によって異なる表情を見せます。

2. 「呼吸」するダイナミズム

聖火台は静止した彫刻ではありません。「開閉する動的な構造」を持っています。 太陽のリズムに合わせてゆっくりと動くその姿は、まるで聖火台自体が呼吸をしているかのよう。開会式のクライマックスで聖火が灯される瞬間、このメカニズムがどのように作動するのかが大きな見どころとなります。

3. 持続可能性への配慮(Sustainability)

中心部には、聖火を守るためのガラスと金属のコンテナが組み込まれています。 炎の燃料や燃焼システムには、環境負荷を最小限に抑える最新技術が導入されており、オリンピックが掲げる「サステナビリティ(持続可能性)」の理念を体現しています。


聖火台はどこで見られる?設置場所ガイド

現地を訪れる旅行者にとって、聖火台は絶好のフォトスポットとなります。それぞれの設置場所の特徴を解説します。

1. ミラノ会場:平和の門(Arco della Pace)

  • 場所: ミラノ、センピオーネ公園(Parco Sempione)の北側
  • 特徴: ナポレオン時代に建設が始まった新古典主義の凱旋門。ミラノの歴史的ランドマークであり、若者が集まるナイトライフの中心地でもあります。
  • アクセス: 地下鉄やトラムでアクセス可能。ドゥオーモからも近く、観光ルートに組み込みやすい立地です。
  • 見どころ: 古典的な凱旋門の威厳と、アルミ製の現代的な聖火台のコントラストは圧巻でしょう。
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この記事を書いた人

snowmasterのアバター snowmaster スノーサーチ編集長

スキー歴45年、物心ついたころからスキーを始め、基礎スキー・競技スキーなどを経て、日本国内の素晴らしいスキー場をより多くの人たちに楽しんでもらえるように、1999年よりスノーサーチ(SNOWSEARCH)サイトを運営し今に至る。スノーレジャーを楽しみながら、スキー・スノーボードの普及啓蒙活動に力を入れている、スノーサーチの編集長です。

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