はじめてのスキー・スノボで使うウエアに必要な機能

by snowmaster
0 comment

Heading Title

大切な事はゲレンデで快適に過ごせる機能!

初めてスキー・スノーボードを楽しむためには、スキー場のゲレンデに居るときにどれだけ快適に過ごせるかという事が大切です。スキー場は山間部にあるため、天気がいい中でスキー・スノーボードを楽しんでいても、突然天候が崩れて気温が下がってくるなんて事もあります。
スノーサーチ ウェア SNOWSEARCH スキーウェア スノボウェア

時には雪の上に直接座ったりするため、あまりにも機能を満たしていないスキーウェアだと、体温で溶けた雪が簡単にしみ込んできて、楽しいはずの時間が嫌な思い出になりかねません。
 もちろん良いスキーウェアは価格もそれなりにするため、初めての雪国だから楽しかったら良いものを買おうという気持ちも分かりますが、ウエア選びを間違えるとせっかくこれから始めようと思っていたスキー・スノボがつまらないものになってしまいます。

最低限必要な機能とは?

スキーウェアに最も求められるのは「耐水性」と言ってよいでしょう。これはどれくらいで水がしみ込んできてしまうのかという性能で、ウェアを購入する際についているタグなどにその機能が数値で書かれています。

 

耐水圧は10,000mm以上が必須!

 この耐水性の基準値として、雨の日に使う「傘」を思い浮かべてください。傘の耐水圧は500mm前後です。500mmとは、50cmですが、耐水圧は、1辺の長が1㎝の正方形の面積あたりに、高さ50cmの水の圧力で水がしみ込まない状態になっている事を指す数値となっています。
  では、人が直接雪の上に座って水がしみ込んでこない耐水圧とはどれくらいかと言うと、およそ9,000mm~と言われています。これはもちろん体重やウェアの劣化具体などによっても変わってきますが、概ね10,000mm以上は必要です。これ以下のモノはおすすめできませんが、最近では相当安売りのウェア以外はクリアしていると思います。
スノーサーチ ウェア SNOWSEARCH スキーウェア スノボウェア

表示が無いものは、そもそも耐水圧など気にせずに作られていますので、問題外です。

とにかく、最初のスキー・スノボでアンダーウェアがびしょびしょでは、楽しいはずの思い出も残念な記憶となってしまいます。防寒対策としても、是非この数値以上のモノを購入しましょう。

透湿と保湿性能について

しかし外から水がしみ込んでこないからと言って内側からの水蒸気が外に出ていかないと、汗をかいたりしたときに不快な思いをするものです。激しく体を動かすスキーやスノーボードの場合、気温が高くなってくるとウエアの中は汗をかきますから、これら水蒸気はある程度外に出さないといけません。そして、完全にウエア内の湿度が無くなってしまうと、暖かさを保つ効果も少なくなってしまいます。
 では、この辺りの性能については、どれくらい必要かというと、1時間当たりどれくらいの発汗量があるかで判断していきます。大人が寝ている時で40g~70gの汗をかくと言われていて、軽い運動で300g~500g、激しい運動では、800g~1200gくらいの汗をかきます。この透湿度はg/㎡/24hという数値が用意されていて、24,000g/㎡/24hで、1時間に1㎡あたり、1,000gの湿気を外に出すことができます。しかしこれだと、激しい運動で殆どすべての湿気を外に出してしまうため、保湿になりません。
 これで行くと、かなり激しくゲレンデを動き回るなら20,000g以上ですが、最低限必要な値としては5,000g程度となります。

 低価格なウェアを購入する場合は、この数値は表示されていない場合もあります。その場合は耐水圧だけでもしっかり確認をしてみておくと良いでしょう。


防水スプレーは使わないで!!

防水効果が落ちてきてしまったウエアに有効なのは防水スプレーですが、基本的にはこの防水スプレーは使わない方が良いです。ウエアは使ったら防水加工を施してくれるクリーニングに出すべきです。
 防水スプレーは靴やグローブにつけるのは良いですが、お勧めできない理由として、防水スプレーを使う「時」にあります。もしウェアにかけるなら近くに人がいない、しかも「外」であることは必須です。しかしスキー場に行った際に「外」でウエアを出すようなシチュエーションが無いため、おそらく更衣室とかで吹きかけると思います。防水スプレーは強いシンナー臭があるため、周りに迷惑を掛けますし、なによりかけた直後に滑れば自分が吸って気分が悪くなります。ましてやウェアを着たままかけると、その噴霧をもろに吸い込み、肺の内壁が防水コーティングされ、呼吸困難になります。
 実際、毎年のようにスキー場で救急車で運ばれる事例が発生しています。どうしても防水スプレーをかけたいなら自宅でかけ、数時間は天日干しにし、完全に匂いが消えたことを確認して、バッグに入れて持っていきましょう。

Related Posts

Leave a Comment

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください